感染症診療の原則

研修医&指導医、感染症loveコメディカルのための感染症情報交差点
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免疫抑制療法下でのタミフル耐性遺伝子H1N1感染(米国)

2009-08-20 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
免疫に問題のある人はインフルエンザのハイリスク層に位置づけられています(日本では「感染弱者」というそうです)。 米国ワシントン州で白血病の治療のため移植を受けた2名がタミフル耐性遺伝子をもつインフルA/H1N1に感染し、その報告がMMWRの8月14日号に載っています。 オーストラリアの症例を先に紹介しましたが、このレポートの2例目でも、未承認のリレンザの注射剤が使用されていました。 〔1例目 . . . 本文を読む

Dr.青木 不在の連絡

2009-08-20 | Aoki Office
青木編集長は夏休みと感染症修行のためにしばらく米国に滞在しております。 お急ぎの件は、オフィスのアドレスにおねがいします。  idconsultoffice あっとまーく gmail.com です。 自宅PartyでS先生の一眼レフデジタルカメラをみてほしくなってしまった編集長はS先生ご推薦、PENTAXの「初心者ママでも大丈夫」一眼レフを購入したそうです。そのご自慢カメラでの写真がそのうち届く . . . 本文を読む

リレンザの注射剤で救命したswine flu症例(オーストラリア)

2009-08-20 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
メルボルンの病院のICUに入院し、31日間人工呼吸器を装着していた20歳男性swine flu症例が、リレンザの注射剤により回復、、というニュースが英語メディアで伝えられています。 リレンザの注射剤は現在どの国でも認可はされておらず、この薬剤は別の臨床試験目的で米国から空輸されたもの。 Experimental drug helps save critical swine flu victim . . . 本文を読む

無過失補償制度

2009-08-20 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
マニフェストはとりあえず医療のところだけ見ています。 産婦人科やワクチン接種などで話題になった無過失保障制度については、今回民主党のマニフェストに入っているそうです。 問題がおきたときに、患者さんや家族が国・ワクチンメーカー・医療関係者など、を訴え責任を追及しなくても補償を受けられる制度です。 患者さんを救うと同時に医師が正しいことを判断実行する際に迷ったりぶれたりしなくてよいようサポートする . . . 本文を読む

どんどんずれていく新型インフル議論

2009-08-20 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
厚生労働省が重症化した症例の情報を医療機関に配布するそうです。 何冊くれるのか知りませんが、この配布というのはとても怪しく、たいてい院内のどこかでとまってしまいます。現場で対応しているスタッフも複数いるのですから、CDCのMMWRのように、editorialの解説をつけてWebで公開をしないと末端の人は読めませんね。印刷物よりお金もかからなくていいとおもうんですが。 ------------- . . . 本文を読む