感染症診療の原則

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忍び寄る耐性化の兆し その2

2007-02-20 | 青木語録
昨晩は京都感染症研究会で「抗真菌薬のOverview」を話してきました。早いもので今回で10回目になります。 世話人の藤田先生とお話をする中で、最近、MRSAのバンコマイシンに対するMICがジワジワと上がって来ているという話しをお聞きしました。グラム陽性球菌に対する抗菌薬のバラエティが増える中で、何となく油断しがちですが、作用機序が複数あり耐性を取られにくいと言われるバンコマイシンですら効かなく . . . 本文を読む
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忍び寄る耐性化の兆し

2007-02-20 | 青木語録
先日、旭中央病院でB群溶連菌の筋膜炎の症例を呈示して頂いた話しをしましたが、その時、クリンダマイシンが効かない株であった事を知らされました。「たかが溶連菌ごときがクリンダマイシン耐性な筈がない、、」と言ったら、研修医の水○先生曰く「でもUpToDateに載っていました、、、」との事。 後で群○大学の○竹先生にお聞きしたら「15%程度は耐性である、、」との事!!驚きました。 マクロライドに続いて . . . 本文を読む
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