鎌倉に住んでる

うまいものを食べて飲んで、のんびり暮らしたい。

上田宗箇と黄檗の魅力

2012-01-15 23:30:00 | 日記
明日までというので、

あわてて見た展覧会をふたつ。

ひとつめ、

松屋銀座「上田宗箇 武将茶人の世界展」。

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「へうげもの」で織部にしぶしぶ従ってる感じの人。

利休の「わび」と織部の「へうげ」を融合!

それで「ウツクシキ」って。

書簡が多くて、

しかもコピーっぽいので、

ちょっと残念だなあ、

でも茶の展覧会は込んでる。

織部の書簡は、仲良さそうでよい。

あと、最後のほうに、

宗箇作の赤楽茶碗、銘「さても」。

これがすごくいい!

スパッとした切り口に、

赤銅色、あるいは茶褐色の艶がなんとも。

これは「ウツクシキ」だと思った。

会場を出ると、

宗箇が身を寄せた広島にちなんでか、

広島県物産展をやってた。

どうしても抗しがたく、

牡蠣弁当を買うて、

銀座の裏通りでこっそり食べた。

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ついで奥野ビル(1932年竣工)を見学。

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隣地がすっきりした

明治屋(1933年竣工、曾禰中条建築事務所設計を見上げて

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日本橋まで歩く。

高島屋「隠元禅師と黄檗文化の魅力」。

萬福寺開創350周年記念として、

九州国立博物館で開催された展覧会を、

たぶん、ちょっと簡略化したバージョン、

だと思う。

でも、お寺のなかの主要なモノが、

ごっそり持ち出されているのでは?

という展示だった。

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さすがにご本尊はいらっしゃらなかったが、

交流のあった若冲も3点出てた。

じつは、門前で普茶料理をいただいたことはあるが、

萬福寺には詣ったことがない。

木魚の原型であるという、

大きな魚もはじめて本物をみた。

江戸時代に入ってから将来された新しい「禅」。

中国的な建築や文化が色濃く残ってる。

こんど帰ったら行こう。


いずれも終わってます。

以上、報告まで。