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自動車趣味…その果てしなき天国と地獄についてのブログです。オーストラリアでのロータスエクシージによる海外レースなど。

AE86 引き取り

2015年06月28日 16時15分13秒 | Weblog
夕方まで某浦安の悪の組織で家族サービスをした後、電車に飛び乗り岐阜まで車をとりにいった。
油脂、水交換など工場では長旅に備えて整備をしておいてくれたので30年落ちの86は全くぐずることもなく、とんぼ返りすることが出来た。

見た目。
ボディには錆はないか補修済みで雨漏りもない。内装も一部インパネにヒビはあるが、全ての計器は正常に作動し、電球の球切れもない。同色オールペン済みのボディにはワックスがかかっており、モール類も交換済みの様子。ワイパー等の小物にも錆やペイントはげはない。マフラー、懐かしのGABサス、TRDのLSDに同じくTRDーNardiのステアリング、オイル交換、タイベル、水抜き剤等のステッカーなど歴代のオーナーが大切に乗ってきたことがわかる。

今までも何度か86には乗ってきた。最初は、昭和60年、代車の86トレノ。その後も何度か新車で買った友人の86を運転した。
最後に86に乗ったのは10年前。走行7万キロくらい?
そして走行21万キロ。
人間に例えると、新車時20歳、10年前50歳、今80歳か。

乗ってみると。
着座位置は低い。 しかし低いのは車高ではなくシート、というか座面。21万キロを支えたシートはあんこが完全に潰れている。80年代のホンダ車のように足を前に投げ出すような感じ。
大切にしすぎたのかエンジンは上まで回らず、ギヤはヒューランド並みの騒音、60km/l越えるとデフからの轟音。路面のうねりに合わせて窓からビビリ音。窓かドアかハッチが開いてるんじゃないかと何回も確かめるほど外の音がよく聞こえる。音楽は聞こえない。高速で軽すぎパーキングで重いステアリング。
しかも、普段の車が鉄の塊、G、そしてまだハタチ。事故無しのせいか86の車体からきしみ音は聞こえないが、どこが悪いと判断できないほどゆるい。剛性のかけらもない。

どうしたものか。気になる点を上げればきりがない。
まずデフ、ミッション、続いてエンジン、ブッシュ類、足回り。
でもこのままでも使用可。岐阜からの帰り道15km/L。
純正部品はどんどん値上がりしているし、絶版部品も多い。
86にレストアの価値はあるのか?それほど86に愛着はあるのだろうか?
毎日の通勤に使いながら悶々としているのである。