Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

森川海をつなぐ学び合いの活動を紹介します

2012年4月8日閉伊川の様子

2012-04-08 | 閉伊川調査
本年度の調査が始まりました。
月2度程調査を進めたいと思っております。
本日は水温が8度,気温10度,水位2(堰堤上20cm)だいぶ温かくはなっていはますが体感的にはまだまだ水温は低いようです。
雪融けも始まりましたが,まだ透明度は高いようです。
1mほど地盤が沈下して中潮の時には下流側が堰堤を越えるようです。

今年度より岩手大学との共同研究となりました。研究内容については今後随時紹介していきます。


大槌町【臼澤みさきさん13歳】歌手デビュー

2012-04-08 | ツイッター
大槌町立大槌小学校に6年間いっしょに通っていた子どもの同級生が歌手としてデビューすることになりました。現在中学2年生です。

(大槌小学校の生徒さんたちは高台に避難した10分後に学校が津波に襲われました。その時生徒は全員無事でしたが,みるみる火事が町全域に燃え広がりました。)

2012年4月7日のIBC放送(岩手放送)じゃじゃやTVにて紹介されました。デビューシングル「故郷(ふるさと)」(テイチク)。小さい頃から民謡を習い将来は歌手になるという夢を持ち続けていました。とても素晴らしい歌声です。ぜひ,故郷の景色を思い浮かべて聞いてください。
7月25日シングルの発売予定です。

朝日新聞2011-08-07
震災で壊滅的な被害を受けた岩手県大槌町の中学1年生が「支援のお礼に」と9日、山形県山形市で、民謡で全国1位ののどを披露する。

 大槌中1年の臼沢岬さん(12)。卒業式を1週間後に控えた大槌小で震災に遭った。自宅は無事だったが、小学校は焼け、中学校も被災し、今はスクールバスで町内の別の中学に通う。

 震災後、山形市に住む祖母が入っている婦人雑誌の読者会「山形友の会」のメンバーらが義援金を募り、一部は岬さん宅にも届いた。先月末、震災後初めて祖母に会い「民謡で、支援してくれた山形の人にお礼がしたい」と申し出た。

 岬さんは小学3年の時、親類に誘われて、近くの民謡教室に通い始めた。稽古を重ね、昨年、青少年みんよう全国大会で、見事グランプリを勝ち取った。

 震災後は、岩手県内の避難所を民謡仲間と訪れ、散り散りになった大槌町民を慰問してきた。

「今も毎日、懸命に生きている大槌の人たちの気持ちを知ってもらいたい」と、山形では民謡を披露するほか、震災体験や大槌町の現状も話す予定だ。

 「被災地のことを忘れないで欲しいのと、この経験を今後に生かせればという思いもあります」ともいう。

「海洋教育の普及に向けて」意見交換会

2012-04-01 | 日本水産学会
海洋教育の普及に関する意見交換会が虎ノ門の海洋政策研究財団で開催されました。参加者・団体は,日本財団,海洋政策研究財団,東京大学海洋アライアンス,文科省,国交省,総合海洋政策本部,NPO法人,海の中道水族館,沿岸域学会,水産学会等でした。私は水産学会の代表として出席しました。

多様化した社会の中にあって,日本人にとって海洋は大切な領域の一つです。特に今回の震災を受け,被災者として,もっと海洋に眼を向けるべきであるという考えを強くしています。しかしながら,学校教育では極僅かしか海洋が取り上げられていません。どうすればいいのか,学習指導要領について,学校教育と社会教育の連携,大学,国の役割等々意見が交わされました。これからも,会議での議論と共に,全国の皆さまと一緒に議論を深めていきたいと思います。

ちなみに,アメリカ合衆国でも全米科学基準に海洋に関する内容がはじめて盛り込まれ,学校教育に海洋教育を導入することが決定されました。