海洋教育の普及に関する意見交換会が虎ノ門の海洋政策研究財団で開催されました。参加者・団体は,日本財団,海洋政策研究財団,東京大学海洋アライアンス,文科省,国交省,総合海洋政策本部,NPO法人,海の中道水族館,沿岸域学会,水産学会等でした。私は水産学会の代表として出席しました。
多様化した社会の中にあって,日本人にとって海洋は大切な領域の一つです。特に今回の震災を受け,被災者として,もっと海洋に眼を向けるべきであるという考えを強くしています。しかしながら,学校教育では極僅かしか海洋が取り上げられていません。どうすればいいのか,学習指導要領について,学校教育と社会教育の連携,大学,国の役割等々意見が交わされました。これからも,会議での議論と共に,全国の皆さまと一緒に議論を深めていきたいと思います。
ちなみに,アメリカ合衆国でも全米科学基準に海洋に関する内容がはじめて盛り込まれ,学校教育に海洋教育を導入することが決定されました。