Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

森川海をつなぐ学び合いの活動を紹介します

ワカサギ博士の見た品川の海

2010-04-13 | 東京湾
 ワカサギ博士が閉伊川から高級リゾートマンションの立ち並ぶ品川に移って5年目となった。毎朝の運河を見ながらのジョギングが日課である。昨日は土砂降りの雨であったが,本日は気持ちの良い朝の天気であった。

 一般に,海といえば青いイメージを持つだろうが,品川の海(運河)は違う。特に土砂降りの次の日は茶色をしている。時には,白い時もある。なぜだろう。

 聞くところによると,大雨が降ると水再生センターでは雨水と一緒になった未処理の汚水が排出されているようだ。このような処理施設は合流式下水道という。東京湾の8割は合流式下水道である。雨の度にこのような現象が起きるのである。しかも,沿岸にはマンションが急激に立ち並び,汚水処理場は限界に達しているという。

 アメリカの五大湖もかつては同様の合流式下水道であったらしい。シーグラントのエージェントによるとすべての浄化槽を分流式下水道にして完全に処理をした処理水を排出しているという。オランダもそうであるらしい。

 確かに,海洋にはある程度の栄養が必要であろうが,今の状況は決してジョギングをして気持ちいいものではない。かといって,分流式下水道にすればすべて解決するかいうとそうではないと思う。何らかの改善策が必要であろう。
(ご指摘を受け語句を訂正しました。ありがとうございます)

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