Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

森川海をつなぐ学び合いの活動を紹介します

政策創造エンジンー熟議カケアイー

2010-04-17 | 水圏環境教育センター
 教育政策提言を議論の中から生み出すという新しい発想で,第1回目の政策創造エンジンー熟議カケアイーが開催された。目新しい文部科学省のホールには,200人余りが参加して円卓会議をスタートさせた。ファシリテーターは,文部科学省の局長,課長たちである。この取組は鈴木寛副大臣が10年前から構想練ったもので,ようやく本日実現に至ったという。公募制で集まった人たちは多様であり,それぞれの立場で様々な意見が出された。

私の参加した班では地域と学校をどうつなげていけばいいのか,ということに焦点が当たっていた。
2時間の熟議の結果,各班より提言された内容である。
・多忙化を防ぐための工夫を
・多忙化を回避のため、いろいろな雑用をこなすスーパー事務室を
・学校と地域がつながるように,学校はオープンにする,地域から変える。その時に,大学の役割も重要。
・小学校の楽しい思い出と、学ぶことの両立、地域と学校との連携をどう全国に広げるか?
・教師の社会性の欠如、評価をどのようにするか?
・熟議を小さい場所でやればいいのでは?
・子供が仕合せだという気持ちを持たせたい。コミュニケーションの力をつけたい。コーディネーターはもちろん必要であるし,安全管理やキャリア教育も必要。地域の人々が参加できるようなシステムを。
・先進事例をもとにしてどう展開するのか?熟議型の学校教育を。
・学生ボランティアの力が必要。一般社会人は難しい。仕組みづくりは一筋縄ではいかない。

最後に鈴木副大臣が感想を述べた。
すばらしい熟議がはじまった.日本の教育をなんとかしようと、頑張っている皆さんの話は,現場ならではの話し合いであった。この熱気をさらなる議論に持ち込んでほしい。ネットでは1248名の方が見に来ている。熟議で大切なことは,問題設定は正しいのか?誤診ではないか?本当に正しいかどうかが大事である。(写真の中央は鈴木副大臣)
http://jukugi.mext.go.jp/ 文部科学省熟議カケアイのHP

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