閉伊川第一堰堤では,雪どけ水が流入し始めた。水温は4月10日午後3時10.5度であった。これまでのデータでは,ワカサギの遡上がスタートする水温である。雪どけが始まると急に水温が下がる。手を入れると冷たい。水の色は,白濁したみどり色をしている。水位は堰堤上流端で水位3(約30cm)といったところか?
木々は少しずつみどりの目を出し始めているがまだ冬の装いに近い。気温の上昇と合わせ,水温も徐々に上昇し,水位は低下する。約ひと月程雪どけ水が続く。水位が低下する前の雪解け水が豊富な時期が,ワカサギの産卵遡上やその他の魚(サクラマス,アメマスなど)の遡上には適しているようだ。逆に言うと,雪解け水がないと魚は遡上しにくいということ。そして,産卵後にはエスチュアリー(汽水域,海水と淡水が混じるところ)ではブルームによって増えたプランクトンが仔稚魚が食べる餌として待っているのである。これほど,ドラマティックな季節はない,と調査を初めて16年毎年同じように思うのである。
木々は少しずつみどりの目を出し始めているがまだ冬の装いに近い。気温の上昇と合わせ,水温も徐々に上昇し,水位は低下する。約ひと月程雪どけ水が続く。水位が低下する前の雪解け水が豊富な時期が,ワカサギの産卵遡上やその他の魚(サクラマス,アメマスなど)の遡上には適しているようだ。逆に言うと,雪解け水がないと魚は遡上しにくいということ。そして,産卵後にはエスチュアリー(汽水域,海水と淡水が混じるところ)ではブルームによって増えたプランクトンが仔稚魚が食べる餌として待っているのである。これほど,ドラマティックな季節はない,と調査を初めて16年毎年同じように思うのである。