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Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

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欠如モデルについて思うこと

2011-10-28 | 里海探偵団
欠如モデルをご存知だろうか?簡単に言うと,専門家からの良かれと思って行う一方的な説明のことである。

本来のコミュニケーションは双方向で有るべきであるが,一方的なので欠如モデルという。専門家からすると,なぜそのようなことを理解していないのか?理解できていないのは,本人の勉強不足あるいは能力がないからである。したがって,専門家からの説明や教育が必要なのだ。ということをつい思いがちだ。

ところが,専門の道を生きてきた者であるほど欠如モデルであることを理解せずに一方向のコミュニケーションをとっている。それがコミュニケーションだと勘違いしているのだ。

テクノロジーアセスメントとは,専門家は一般人を対象としてわかりやすく説明しそして一般人の目線にたって科学技術を発展させていくことである。原発の問題もそうであろうが,こうしたことが今まさに求められている時代にあっても,未だに欠如モデルが横行しているようだ。

2 コメント

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欠如モデルの叩き合い (コーケやん)
2011-10-29 02:12:12
地震、津波、原発事故、復旧復興計画、放射能の安全性、…
これらに巣食う欠如モデルは一過性ですか?今まさに欠如モデルだらけの様相を呈しています。欠如モデルが自己主張して相手の欠如モデルをけなしている…。今始まって、今終わるのでしょうか?
しかし、一方的系、非コミュニケーション系を内容とする欠如モデルという言葉は分かり易くていいですね。内容には入っていきたくないけども…
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高度化した社会の行く末 (ワカサギ博士)
2011-10-29 08:56:44
一番の問題点は,自分自身は上手くコミュニケーションがとれていると思っていること。科学者をはじめ何かのエキスパートが権力を持った時,そのような現象が発現しやすい。二流といえば二流であるが,専門性が高度化し,世界が縮小してくるとますますわからない。大事なことは,自らが欠如モデルであることをお互いが認識することであろう。
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