Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

森川海をつなぐ学び合いの活動を紹介します

網代定置網におります

2015-03-23 | 水圏環境教育

網代定置網という定置網が静岡県にあります。

こちらの定置網でとれたあまり市場に出回らない珍しい水産物を食材を提供しています。

 東京港区港南にあります都営アパート一階の元八百屋さん(?)を改装したお店です。
 

本日は,エイの肝

ボラの胃袋(そろばん)

マサバの白子

シャリキンという珍しい飲み物

などなどをいただいております。

 


三陸(SANRIKU)水産研究教育拠点形成事業成果報告会

2015-03-23 | 水圏環境教育

岩手大学防災研究センター大変立派な建物。初めて入りました。内側の広い窓からは岩手山がきれいに見えます。

岩手大学防災研究センター1Fにて発表中。

ポスター会場

私のポスター発表。さかなクンとの共著論文はたちまちなくなりました。

 

三陸(SANRIKU)水産研究教育拠点形成事業とは?

平成23年3月の大震災復興を願い,開始された事業です。

4年が経過しました。

最初は,暗中模索で始まりましたが、だいぶ形になってました。

様々な取り組みが行われています。

ワカメ,サケ,陸上養殖,サクラマス・・・

しかし,十分とは言えません。

研究者は自分の専門分野で論文発表をしなければなりません。

復興の現場から見るとかけ離れているように見えるでしょう。

したがって,研究者は現場のことをよく知る必要があります。

現場でのワークショップが有効です。3月7日に開催した「10年後の宮古を語り合いませんか?」のようなシンポジウムを何度も何度も開催していく必要があります。

現場の状況を良く理解した上で,研究を進めることができるようになるでしょう。

これらをインプットと呼ぶことにします。

しかし,それだけでは足りません。

商品の開発,論文の発表だけでは不十分です。

それらを,いかにして消費地に届けるか,生産者や現場だけでなく,他の世界に住む人々にどのように伝えていくのか,アウトプットが必要です。

しかし,今までの復興はこれら,インプット,研究開発,アウトプットの連携は必ずしも十分ではなく,システマティックではありません。

今までの成果をどのようにしてシステマティックに進めていくべきか,これが大きな大きな課題です。

その意味では,まだ始まったばかりです。

大学が復興や地方創生にどのように取り組むべきか,十分な議論と準備が必要です。

幸いにも,岩手大学は沿岸市町村の12市町村に水産研究センターならびにエクステンションセンターを設置する計画です。

この計画が実現し,復興に近づいていくことを願っています。