横浜市ブルーカーボン推進事業は,横浜市が取り組むグリーバレー構想の一環で、陸上より吸収率の高い沿岸域の二酸化炭素吸収量に目を向けていこうとする取り組み。国連機関であるUNEPが提唱しているものであるが、実際に取り組んでいる自治体は私の知る限り横浜市だけである。
横浜市が取り組むグリーバレー構想の一環で、陸上より吸収率の高い沿岸域の二酸化炭素吸収量に目を向け抵抗とする取り組み。国連機関であるUNEPが提唱しているものであるが、実際に取り組んでいる自治体は私の知る限り横浜市だけである。
今回の委員会も、具体的にどうブルーカーボン事業を推進するかが話題となり、横浜市から、アマモなどに二酸化炭素を吸収させるブルーカーボンと廃熱利用などのクリーンエネルギー、バイオ燃料などの利用などエネルギーの効率化を狙うブルーリソース、そしてわかめの種付けと摘み取りなどの環境啓発活動の3つをあわせて横浜ブルーカーボンとして提唱した。
3つの軸の関連性の明確化、時間軸の明確化などの必要性を指摘した委員もいたが、
二酸化炭素が目的化しているが本当に大切なのは何かといえば、人である。もっと人に焦点を当てたプログラムにするべきであるとの声もあった。
確かに、人々が流域や沿岸域の中でつながって生活していることの気づきを高めることによって循環型の生活スタイルを構築し、自然環境にやさしい生き方を推進することでやりがいや生きがいが生まれ、その結果として二酸化炭素が削減されていくといった成果がもたらされることが理想であろう。地域住民が持っていた昔の知恵に学ぶこともこれから必要になっていくであろう。
このような考え方は、里海の考え方にも通じていく。人間が手を加えることによって生物多様性が高まった状態を里海という。
このような里海の考え方は欧米でも取り上げられるようになってきている。もっとわが国から発信すべきことである。
また、こうした里海の取り組みは単なる生業でとどまらず、水圏環境教育活動にもつながっていく。先日、チリの講演でこのような発表をしたところ、フィジーの文部省の方から「大変共感できる。ぜひ、日本がそうした古来からの考え方を元に里海の概念を発信してほしい」と感想を述べていただいた。日本に対する期待が高まっていると感じた。
1月23日には、ブルーカーボン国際シンポジウムが横浜で開催される。ぜひ、横浜のみならず日本各地の取り組みを紹介する機会になればと願う。
横浜市が取り組むグリーバレー構想の一環で、陸上より吸収率の高い沿岸域の二酸化炭素吸収量に目を向け抵抗とする取り組み。国連機関であるUNEPが提唱しているものであるが、実際に取り組んでいる自治体は私の知る限り横浜市だけである。
今回の委員会も、具体的にどうブルーカーボン事業を推進するかが話題となり、横浜市から、アマモなどに二酸化炭素を吸収させるブルーカーボンと廃熱利用などのクリーンエネルギー、バイオ燃料などの利用などエネルギーの効率化を狙うブルーリソース、そしてわかめの種付けと摘み取りなどの環境啓発活動の3つをあわせて横浜ブルーカーボンとして提唱した。
3つの軸の関連性の明確化、時間軸の明確化などの必要性を指摘した委員もいたが、
二酸化炭素が目的化しているが本当に大切なのは何かといえば、人である。もっと人に焦点を当てたプログラムにするべきであるとの声もあった。
確かに、人々が流域や沿岸域の中でつながって生活していることの気づきを高めることによって循環型の生活スタイルを構築し、自然環境にやさしい生き方を推進することでやりがいや生きがいが生まれ、その結果として二酸化炭素が削減されていくといった成果がもたらされることが理想であろう。地域住民が持っていた昔の知恵に学ぶこともこれから必要になっていくであろう。
このような考え方は、里海の考え方にも通じていく。人間が手を加えることによって生物多様性が高まった状態を里海という。
このような里海の考え方は欧米でも取り上げられるようになってきている。もっとわが国から発信すべきことである。
また、こうした里海の取り組みは単なる生業でとどまらず、水圏環境教育活動にもつながっていく。先日、チリの講演でこのような発表をしたところ、フィジーの文部省の方から「大変共感できる。ぜひ、日本がそうした古来からの考え方を元に里海の概念を発信してほしい」と感想を述べていただいた。日本に対する期待が高まっていると感じた。
1月23日には、ブルーカーボン国際シンポジウムが横浜で開催される。ぜひ、横浜のみならず日本各地の取り組みを紹介する機会になればと願う。