デジタル野生時代11月号から大型長編小説「深海のアトム」がはじまりました。
この物語には,様々な人物や場面が登場します。作者の服部真澄さんは「鷲の驕り」で吉川英治新人文学賞を受賞するなど数々の面白い作品を世に出していますが,地球温暖化の問題を扱った「ポジスパイラル」は海洋に関わる小説としておすすめです。
そして,この度「深海のアトム」が最新作。海洋に関する膨大なインタビューや研究成果を元にしながら,小説を通して前向きな提言をしております。
以下の場面は三陸が登場する場面です。
「陸北部,陸央部,陸南部。日本の一部だが,特区として陸滸(リアス)国と呼ばれる。陸滸国は,日本列島の東北にあるリアス式海岸の一帯。」「こんな恵まれた場所,世界を探してもほかにはないわね。まさに奇跡の海。これを放っておくなんて,あなたの国の政府はどうかしている」(「深海のアトム」より)
これからの展開がとても楽しみです。