はじめに
土器の製法に輪済みの方法が一般的に知られているが「繊維土器」と呼んでいる土器は作成方法が異なる。現代人で作っているヒトがいるだろうか。あまり多くないと思われます。
植物の繊維や茎、細い小枝などや動物(ヒト)の毛を使って器形の骨組み(下地)を製作している。多くの土器がこの手法で下地を作っていると思う。下の画像を粘土紐で作ることはできないと誰しも思うだろう。
これを製作するのには、すべての部位をどこに配置するか図面が頭に入っていなければならない。
「おらの世界を土器に表す」が土器の器形と模様であるが驚きのデザイン力と製作技術だと思う。
繊維土器の試作
①繊維土器の下地を作る
鉢形に麻ひもを巻いて糸で止めた下地を作る。
②粘土を付ける
下地に粘土をしみ込ませたり塗ったりしています。
③焼く
乾燥させて七輪で焼きました。
終わりに
・下地に粘土をしみ込ませたり塗ったりして粘土化して製作する。
・土器は煮炊きをするために作っているのでなく祭祀用で使うために作っているのです。
縄文楽 浄山