次の土器は、大湯環状列石の出土品でも特別な要素をもった遺物かと思います。天空に向かって羽ばたいているような体型です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/99/028716829193f2a30cf6cbf1f8a6b443.jpg)
「土器には多様な器種があるが、中でも口縁に中空の突起が付く深(ふか)鉢(ばち)形土器」と解説もなされています。
色々な要素を含んだ貴重な土器にちがいありません。
それは「現世の地上の世界」と「霊の行く天空の世界」が描かれていることです。
天空の世界と地上の世界は真逆と思っています。
例えば「有と無」「生と死」 「明と暗」 「 白と黒」 などです。「紅と緑」も考えられます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/73/b8e7a6281495c4f32161aec6e4e8313e.jpg)
今の所、各部位を上の記名を使います。
下の画像は大湯環状列石の風景を逆さまに加工して上下に重ねたものです。
天空に見る虚像といえそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/59/7c6b2a4825bec7335509ca23f9a2c09c.jpg)
このような風景が土器面に投影されているのでしょうか。
天空は、逆の風景になるかと思います。
本当かどうか確かめてみたいものです。
この土器に模された紋様を読み取ることができるか課題です。
実在する風景や地形の様子など、実際に見えるものしか表現することはできないと思います。現代人とも同じです。
縄文楽 浄山
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