大湯環状列石には「祭祀用具」の土器類が数多く出土しています。
ここで二つの土器を比べて検討してみます。
二つの土器が並んだ画像がありました。凸と凹という感じに見えます。
土器の模様も意味が全く異なるものと思いました。
凸型の土器は、口縁部分と首部分は「天空」に願いが届くように・・・。
腹部は「地上」と「地底」に分けられます。
※基本形(下記)に合致します。
右の凹型の土器を逆さまに加工してみました。
「この世」と「あの世」は「右側」の体型でないかと思いました。
・底に爪がある(高坏)
・天空に伸びている感じがする
※但しこの土器に「地底」が存在しない。ここにも意味があるようです。
この二つの土器から「送り」には、二通りありそうです。
「地底に送る」のと「天空に送る」方法なのです。
このことは「子ども」と「大人」の「送り」(埋葬)に ちがい があると言えそう。
子どもは「地底」に大人は「天空」へ「送る」ということでしょうか。
二つの土器には、このような意味が模されているといえます。
〈土器を読み解いて縄文文化を語る〉
縄文楽 浄山
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