縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

「縄文ドキッ19」(太陽土偶)

2019年10月12日 | 土偶

伊勢堂岱遺跡の出土品に目が止まった。

土偶である。キノコ土偶、笑う土偶 板状土偶 などなど「なんだ」と思うような不思議な形態の土偶が出土している。

意味のない土偶などないはずだ。何らかの意味を見つけ出したいものだ。

この土偶も意味あるものとして考えたにちがいない。

この意味を探るのがおもしろい。

 

寒冷化が起きて食べ物も不自由した時期かと想像する。縄文時代の人口も減っている時に当たる。

 

太陽の暖かさが戻るように願って「太陽土偶」(笑う土偶)を作っていたと思う。

ストンサークルも「太陽」に関係するものと考えている。

「太陽土偶」  ふざけた命名だと思う人も多いだろう。決め手は「夏至」「冬至」の「渦」があることである。「命の再生」につながるのか。

右側の「渦」が低く作られている。

つまり「低い太陽」で「冬至」の太陽というわけである。

笑った顔にしているのが楽しく思える。

 

「渦巻き」  ストンサークルも太陽に関係すると考えている。

「太陽のお守り」としての「御札」といったものだと思う。

月の循環とも思ったが、太陽は大小で表せるが、月は、満ち欠けである。

太陽の恩恵にすがりたい。

太陽土偶は、楽しい土偶に見える。よくできた表情といえる。太陽を人化したものと考える。


縄文楽  浄山

 

 

 

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