縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

「縄文ドキッ18」(冬至 夏至)

2019年10月10日 | 土器

大湯環状列石の土器です。秋田県鹿角市 大湯ストーンサークル館に展示されています。

土器の文様を見ると、渦巻きが二つありますので「野中堂」と「万座」かと思いたいものです。

渦巻き状の紋様が左右にあります。そして、左側の渦巻きが少し高い位置にあります。このような土器はほかにもあるのです。

線も不明で細部もよくわからない部分もありますが、太陽の再生にあやかって命の再生を願ったのかもしれません。

 

高い方を「夏」として低い方を「冬」の太陽の運行を表現していると考えます。夏至の太陽は高く、冬至の太陽は低く熱も少なくなっています。夏の太陽が秋が過ぎ冬になる、冬の太陽は春が過ぎて夏になる。といった運行が表現されているとも思えます。詳しくは後日の課題です。

 ここに、北海道の「鷲ノ木遺跡」の土器を参考にします。

 

渦巻きがあります。反対側にも描かれていると思います。

 

渦巻きは「ストンサークル」を表わしているといっても良いと思います。黒い色も意味があると思います。

 

生活環境を土器に模していると思います。縄文時代の風景を描いているといってもよいと思えます。

 

「土器紋様の意味を読み解くこと」が重要と思えます。

縄文楽 浄山

 

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