(縄・余話05)「北黄金貝塚土器・繊維土器」
北黄金貝塚の土器でいつも見ていたものでした。
「縄目」の施文具こそ「海の波」を表現していると確信していました。
「縄目」こそ「波」と認識していたのです。
しかし、模様を拡大して調べていくうちに縄目の施文具でなく下地の「縄目」が浮き出したものでないかと、つまり繊維土器だといえそうなのです。
ここに北黄金貝塚の縄文土器を例にして施文具を使っているか調べてみました。
浮き出た模様か、押し付けた模様かを調べるのです。
凹凸の関係で、凹の場合は施文具を使用して、凸の場合は繊維土器といえます。
土器が上下と二分されています。上が山で下が海です。
上は押し付けた模様で凹に見えましたが見ているうちに刺突紋の縁を見ていて凸になり繊維土器だと思うように変わるのです。
下の「縄目」は浮き出したように見えます。これは繊維土器といえます。縄文は繊維が浮きでた模様と思われます。縄を転がして付けた模様でないという事です。
他の遺跡の土器で確認する必要があります。
縄文楽 浄山
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