縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

マムシを人に3

2019年01月15日 | 日々縄文

およそ3200年前の
中空土偶が国宝になって世界を飛び回っています。

「発見された土偶は、高さ41.5cm、中空土偶としては国内最大です。

作りが極めて精巧であり、ミリ単位の薄づくりで紋様や構成も優れている」

ということから、縄文時代における「土偶造形の頂点」と評価され国宝に指定されました。

縄文人は「意識は無かった。」と以前書いていたが、意識が氷の上に現れてきたと言えるだろう?

同時に、縄文語のコトバの数も増え、ヤマト言葉と言われ土台が出来て来た時期だろうか?

全てのモノが共存 共生するという「縄文の心」は、保ちながらも、暗黙のうちに「人間」と言う意識が、とびだしてきた。

それは、人型(人)を強く意識し、それに「ヘビの霊力」を授けているのでは、と言えそう。

次いで、だんだんと、人の型に願いを託するようになった。

遮光器土偶と呼ばれるものに、当てはまらないだろうか?



その人型に、人間の意識が強く働き、多様に類似する形態(メタファー)で表現される様になった。

この様な仮説が立たないだろうか?
北黄金貝塚の縄文前期、中期には、意識は無かった。

『すべてのモノが生きていく』
人もすべてのモノと、共存、共生を貫いていた。

しかし、縄文中期、後期あたりから、少しずつ人が、前に出る様になって来たのかと思う。

『二分心』から、少しづつ抜け出しているのか。
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