宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

ZWO-ASI294MC 1枚でどうよ_その2

2018-02-15 15:25:00 | 撮影機材
ZWO-ASI294MC 1枚勝負の2例目です。
この時は偶然にもバラ星雲付近だけがポッカリ晴れていました。

NGC2237 , Gain=200 , 300sec 1カット , NoDarkAndFlat
RAW16bit Fits出力


おお、コレハまあまあ行けるんじゃないでしょうか!
IR改造デジカメで撮って、無理やり処理した画像に近いですね。
ちなみに、原画は殆ど星雲部分が見えていません。
SharpCap3.1のモニタ画面に現れた時はガッカリポンな画像でした。
まあ、モニタ画像の表示調整もあるのでしょうが、まだ調べていません。

コメント (6)
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ZWO-ASI294MCファーストライト

2018-02-15 12:37:00 | 撮影機材
昨晩撮って来たファーストライト画像を貼ります。

M42 , Gain=100 , 600sec 1カット , NoDarkAndFlat
RAW16bit_Fits出力


ベールのような薄雲を通しての撮影。
シーイングは1/5と、これまたど~しようもないレベル。
好条件の高山で撮れば別物画像になるだろう。

SONY IMX294 特性データ


撮影データ
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撮影日時:2018/02/14
撮影場所:カッパ池P(標高638m)
天候:薄雲多数で透明度悪
気温:-3℃ / センサ温度=3.3℃
星空指数:30
シーイング:1/5(最低シーイング)

撮像鏡筒:ZWO-CN15F4 , 15cm Newtonian , fl=600mm
カメラ:ZWO-ASI294MC (Sony IMX294 Back Side Illuminated CMOS m4/3)
フィルター:LPS-P2
コマコレクター:SkyWatcher ComaCorrector F4

赤道儀:90s
ガイド:50mmF4ガイド鏡 + QHY5L-ⅡM+PHD2_Ver,2.6.3

ASCOM Platform 6.3
撮像ソフト:Sharp Cap 3.1(Free版)
画像処理:SI7 , Photoshop_cc

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初めての裏面照射CMOSカメラ、初めての撮像ソフトウェア。
不明点、疑問点多数ながら初めての撮像です。
M42のHDR撮像や、他の対象の撮像も多数行っています。

まずは1カットでどうよ!?

ってことで1枚置いておきます。

<雑感>

・ダークノイズ、アンプノイズが非常に少ない。
・横シマシマノイズ無し。
・外気温-3℃時、非冷却CMOS温度=3.3℃程度だった。
・SharpCap3.1のモニタ画像は非常に薄味プレーン画像。
・天体画像向けRAW現像と画像処理で思い切り持ち上げた。
・相当に強い画像処理をやったが、1枚画像で作例レベル。

・SharpCap3.1はフリー版で有料版もあるようだが、
 安定性はイマイチであった。
・GAIN=100で撮像したが、特性グラフを見るとGain=117が
 デフォルトなのか? また、なぜ117で大きく特性変化が
 あるのか疑問。
・この1カット以外はGain=400でバンバン撮像した。
 デジカメでいう所のISO6400相当の速さだと思われる。
 但し、Gain=400時のフルウェル・キャパシティーが500
 程度、ダイナミックレンジは9bitしかない。
 Gain=0時に特性表にあるFW=63.7ke-であるが、
 モニタ画面上では、全く写らないように見えた。
 この辺りの確認が必要。

以上、速報まで。

コメント
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