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ホクトマンのアドブログ

アドベンチャープログラムを愛するすべての人と、そうでもないすべての人へ。ひとりごと、今思うこと、泣き言、楽しか

シーカヤック海旅2

2011-07-09 | 雑念
前回は「沈(チン)」を恐れる私は一つ目の目標「久多島(くたじま)」を目指していたところだったと思います。

恐れは、意識始めると徐々に大きくなるのです。

後ろからの波は私のバランス感覚を少しずつ奪っていく、ような気になるのです。

そしてスタート地点の笠沙から18km離れたところにポツンと佇む久多島に近づいた。離れたところから見ると小さな岩場の様なこの島は近くから大きなウネリの中で眺めるととんでもない大きなしぶきを浴びて爆音をあげている。

私以外の2人は「まじでそんな近くまで近寄ります?」というくらい波しぶきの近くまで近寄り、ビデオなんかをまわしてます。

私は波のチカラで岩場に吸い寄せられる勢いを自分のチカラで回避できる自信がなく、これ以上近づけないのです。

今になって思い出すとあんなに激しく海が叩きつけられても崩れ落ちない堂々たる立ち姿は、ビデオに収められなかったものの、目に焼き付いているのです。

遊覧船にでも乗らないと決してあんな近くで(それほど近くではないかもしれないが・・・)見られることはないだろう。

そして心地よい疲れのまま、岩に叩きつけられない様に大回りをして島を回避。

そして車を待機させている小湊に向かうことに。しかしその選択が私を地獄の旅路にいざなうことになるのである。

まあわたしは選択したというよりついていったという感覚だった。

その小湊へは更に18km風上へ行く。


シーカヤック海旅1

2011-07-09 | 雑念
昨日のシーカヤック海旅チャレンジについて。

現在、身体がボロボロでiPhoneの入力もままならない状態。あし、うで、かた、こし、筋肉痛のとんでもない状態だと思う。

そして眼球を日焼けしてしばしばする。サングラスしないといけません。反省。

顔面の日焼けの異常さから出歩けません。恥ずかしいです。テッカテカです。真っ赤っかです。

そんな状態になった原因、チャレンジをご報告したいのです。

朝7時に集合した私たち。3人。
1人は私を誘ってくれた海の近くの施設にお勤めの方。普段施設でお客様にシーカヤックを指導しているベテランです。

もう1人は「はじめまして」の屈強な方。普段運送の仕事をされているそうで、奄美シーカヤックマラソンに出場され好成績をおさめたそうです。

そんな中、素人同前の私が迷惑をかけないはずもありません。

しかしスタート地点では体力ありそうな私に見えたに違いありません。

そして以下のルートを選択した様です。

その日の前日には台風の様な南東の風が吹き荒れ、ウネリが2mから3mはあったようです。

そして出発点の笠沙を出た私達はその日の穏やかな波と風に誘われ、「久多島(くたじま)」を目指すことになったのです。

笠沙から18kmの地点。そしてガッツリ追い風。楽にたどり着けるでしょう、というのがベテランカヤッカーの計画でした。

距離も疲労度もイメージできない初の長距離海旅に緊張しながらも「そんな距離無理ですよ!」という理由もない。

そして走り出した。

海を滑るように移動する。透明度と太陽の光でエメラルドグリーンに見える南さつまの海は心を癒した。

「めちゃめちゃ綺麗ですね」などとたまに近くに並走して話をする余裕もあった。

そして徐々にウネリが出てくる。

初心者にとっての後ろからのウネリが船体にいかに影響を与え、「沈(チン)」への恐怖にとりつかれて行くことを想像できるだそうか?

ではこの後果たしてどうなってしまうのか?