ホクトマンのアドブログ

アドベンチャープログラムを愛するすべての人と、そうでもないすべての人へ。ひとりごと、今思うこと、泣き言、楽しか

ビロー

2010-08-22 | 雑念

鹿児島に移り住んだキッカケ。

そのひとつがこの「ビロー島」なのだ。

かつて無人島キャンプを経験して、
その魅力を感じていた私。

大学の時は、「離島」を研究対象にして、小笠原諸島へ行ったりしていた記憶が蘇る。

脱サラし、旅人になった時にも、旅先をまず「八重山諸島」を選び放浪していた。

そんなかつての思い出は、このビロー島(沖秋目島)に掘り起こされて光り輝き始めた。

そんなステキなリアス式海岸に「ドラゴンクエスト」のドラゴンのような形で身構える島が無人島だと聞いた時に、

「行ってみたい!」

と思った。そしてこの島が見える所で住めたらイイなと思えるようになっていた。

その小さな夢は鹿児島滞在数ヶ月で叶う。

昨日。そのイベントでのコーディネートを依頼されたわが社が私を含め2名で付き添った。

秋目という地区の唯一の店舗のご主人とその仲間たち。

地元の漁師たちに連れて行ってもらう。

15分もかからないくらいで、ビロー島唯一の砂浜に辿り着く。

岩山に低木がへばりついている。

島探検も海岸線が岩場だらけ。1周するのも苦労しそうだ。

トンビが3匹旋回。

見張られてる。

無人島の魅力は、人間が主役じゃないとこ。

下手したら、食い殺される。

奢り高ぶっていた人間に、

「自然という世界の最も弱い末端の生物が人間なんだよ」

って教えてくれるような気がする。

ビロー島も夏は日陰もなく、2時間程度でヘロヘロ。

しかし奥の深い遊びの可能性を感じる。

まず人が来ないんだから。

ビロー島。

それは魅力的な島。

また来たいと思える何にもない島。

因みに今、総務省は地域力創造グループたる名称で地域活性化のプロジェクトを組んでいるらしい。

今回はそのモデルケースに選ばれた南さつまの現地視察。

参加者は東大生を含む東京の大学生。

引き連れて総務省の担当者もいた。

名刺交換をしたその人も今までなら出会うコトのない「偉い人」。

何やら流れは大きなうねりをあげているような気がする。