模型と魚釣り

インドアはプラモデル。アウトドアなら海釣り。田舎暮らしのジジイの日記。
アイコンはボーダーの愛犬みぃちゃんです。

250ホモロゲできた

2020年05月24日 | カーモデル

以前の会社の上司は、大手新聞社の経済部のデスクなどを歴任して退職されてから来られた方でした。
一緒に外出し早めに現地に着いて、アポイントの時刻まで余裕があると、「半荘やろか」と誘って頂き、よく雀荘に行ったことを思い出しました。
記者クラブに詰めている頃から、他社の記者との情報交換はもっぱら麻雀だったと聞きました。

最近、現役検事が新聞記者と麻雀をやって話題になっていましたが、そういう風習は今も変わっていないようですね。

GTOのOは英語で言うホモロゲーション(認定)なんですって。
ラテンの方はアルファベットのHがお嫌いなんですね。
エレールとかオチキス、エルメスとかね。

最初に鼻先の穴3個を埋めたのが、2/11なので3ヶ月も掛かってしまいましたが、日曜日の午後に250GTOが完成しました。

上下を合体させてから細かい部品を付けるために、土曜日はホイールを組みました。
並べて右に置いたプラスチックの一体成型品は、以前2000GTに使ったのと同じもので、決して悪い出来ではないと思っていましたが、この純正の金属パーツは別格ですね。
組立も容易で、簡単に繊細で美しいスポークホイールができます。
アルミに瞬着は信用できないので、エポキシで貼りました。


エッチングの切り出しは、エッチング専用カッターを使いました。
普通のカッターの刃を1枚折り、ホルダーに咥えて押し切ります。
軸のピン1個とリム部3個がアルミの旋削品で、スポークはSUSのエッチング。
センターのロックナットは、このエッチングではなく、ボリュームのあるプラのパーツの方を使いました。

ボンネットのベルトとピンはこんな感じになりました。

エアインテイクのメッシュも感じよく貼れました。

今回、小物部品の接着はアクアリンカーとハイグレード模型用という2種類を使い分けました。
勝手に中身はまったく同じと思っていましたが、性能が少々違うことに気づきました。
アクアリンカーの方が速乾です。
一方ハイグレードは乾燥すると非常に強力で、一度貼った部品を剥がすと塗膜まで剥がれるほど。

ヘッドライトのレンズとカバーはアクアリンカーを水で薄めて、糸をひかないようにして貼りました。
オリジナルアイデアではなく、カーモデルの達人が書かれていたのを真似してやってみました。
確かにコントロールしやすい。

カバーの金属の枠は、マスキングしてメッキ塗装です。
玉グリナナコでアルミテープをグリグリすると、凸型のリベット状になるので、貼ってみました。
使ったナナコは#10(0.75mm)です。

メッキ塗装の色と、アルミテープの色調が似すぎてて目立たなくて残念。

黄色い四角のエンブレムはハセガワの超極薄両面テープで貼りました。
ワイパーは社外のエッチングパーツに、丁度良い長さのが残って無かったので、キットのプラのままです。

250GTOのアイデンティティともいえる、鼻先の3連のコアゼ(インテイク)を完全に埋めてしまいました。
ファンの方からすれば、あれが無ければ250GTOと名乗って欲しくないって、言われるかも。
スッキリして見栄えが良いと思いますが、ジャガーEタイプの顔に似ちゃった気もします。

小さなミスは何か所もありますが、今回は特に大きな失敗はなかったと思います。
しかし、少し時間が経つとああすれば良かった、と思うようになるのでしょう。


リアタイヤハウス後ろの穴は、塗装後にあと付けではなくて、サフの前に貼って念入りに調整したので、継ぎ目無く上手くできました。これは今回最高のナイス判断でした。
シャーシが上まわりに対して長めでタイトなのですが、タイヤの位置調整の際、切り詰めたことによって無理なく組み立てできました。

21世紀開発のキットで、合いも悪くないし、純正金属パーツ同梱で良いキットでした。

室内だと赤の再現性が悪く、現物より朱色に見えます。
そのうち屋外撮影しましょう。
黄矢印の箇所は、諸先輩が指摘しているのですが、キットがパネルラインを再現していないので、自分でスジボリを追加しました。

ホイールのスポークがきれいなんです。
コンデジだとうまく思ったように撮れません。

タイヤは今回は塗らずにタミヤワックスのみとしました。
ネットで実車の画像や、先輩の製作記などで色々と調べられるので、今回も随分助けられました。



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6 コメント

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完成おめでとうございます (hajime)
2020-05-25 16:05:00
クラシカルなフォルムにこだわった細部、とても素晴らしいです。輝くレッドがフェラーリの気品を醸し出していて素敵です。
スジボリを入れるのは結構度胸が必要だったような……。
接着剤2種の紹介、飛行機の風防の接着にも使えるような気がします。アクアリンカーが良さそうな、試してみようかなと思います。
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Unknown (hisota)
2020-05-25 17:41:32
hajimeさんいらっしゃいませ。
スジ彫りはおっしゃる通りなんです。図面もなく、まったくキッカケも脈絡も無い位置にあるので、写真を見て窓のRの頂点と頂点とを結ぶ位置に、思い付きで決めました。短いのでなんとか失敗せずに彫れました。
フジミの車は5台目ですが、一番まともなキットだったので、楽できました。
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完成おめでとうございます (クラキン)
2020-05-25 20:05:16
GTO完成おめでとうございます。
いやぁ~~素晴らしい出来栄えです😲。
磨き込まれたボディの艶と言い、ボンネットピンなどの細部のディテールまで、全くスキなし!
スポークホイールのエッチングは引き締め効果バツグンですね。
クリアパーツの接着剤は、初めて知りましたが私も手に入れたいと思います。
因みに私は今までは、流し込みか、ハイグレードを使ってました。
本当に見とれてしまいます。
お疲れ様でした。
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Unknown (hisota)
2020-05-25 20:59:36
クラキンさん、いらっしゃいませ。
キットがちゃんとしてれば、他のところに余力を投入できるという、良い例だと思います。マイナスから始めて、なんとかゼロに戻すなんてキットに比べれば、最初から及第点なので、少し加点するだけで済む感じです。
完成したのを眺めていると、こじんまりとまとまり過ぎなスタイルで、もう少しアクがあった方が面白いな、と思い始めています。
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Unknown ( お弟子さんに逆弟子入り願望のエセ師匠 趣味人( シュミット ))
2020-05-26 13:10:18
hisota 様

㊗️GTO完成おめでとうございます!㊗️
エッチングのスポークはキレがあって純正品も素晴らしいですが、それを凌駕しているのがはっきり判ります。
ボディー塗装や細部工作の丁寧なところを真似てみたいですが、まだまだ足元にもお呼びません。だから師匠と上げまくられても実力は丁稚程度と自認しておりますので、師匠呼ばわりはまっぴら御免なすって!(笑)
とにかく、黒バックに映え〜している実車と見まごう出来栄えは眼福です。ありがとうございました!
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Unknown (hisota)
2020-05-26 20:16:47
師匠!いらっしゃいませー‼
畏れ多くも過分なお言葉、痛み入りますー!
でも、今回もですね、丁寧には作りましたが、ほとんど素組みです。飛行機で言えばピトー管を真鍮パイプにした程度。改造してドアやボンネットを開閉可動にしたりしたら、自慢しちゃうんですけどね。ド変態工作には、まだ挑戦できずにおります。ハイ。
静電気対策をして、塗装時にホコリを巻き込まなかったのと、先を急がずにやったのが、今回良かったと思ってます。
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