今朝の最低気温は3度でした。今シーズン初めて暖房のスイッチを入れました。
昼間、日向の部屋はポカポカですが、北向きの書斎に籠り、工作しておりました。
組立はほぼ完成したので、塗装工程ですが、その前にネットを読んでいて気づいちゃったんです。
今回キャノピーを先載せにしたのですが、バブルキャノピー内部の胴体を機内色で塗ってありました。
どうも、スピットファイアはキャノピーを外して塗るので、ヘッドレストから後ろは外装の塗り分けと同じらしい。
ガッチリ接着しましたが、イチかバチか、外して塗り直すことにしました。
割れたら、晴れて社外品の薄くて透明なキャノピーを買う口実ができます。
割れる前の、生前の元気な頃の写真を記録に残してから始めました。
なんと、最も薄い刃をすき間に入れたら、パキッという音とともにきれいに外れました。
そういう運命だったのですな。
部分吹きをしてまた接着しました。
初回はウインドスクリーンとキャノピーの隙間から吹き込まぬよう、写真のようにマスキングテープを貼っていました。
2回目もやはり隙間が空いたので、試しに濃い目に溶いたエナメルのダークグリーンをパテ代わりに流し込んで、余分を綿棒で拭き取ったところ、うまく隙間塞ぎができました。
実物にあったかどうか調べてませんが、塗装図には描いて無い味方識別色とプロペラの先にキャラクターイエロー。
後部胴体とスピナーに英軍機お約束のスカイを吹いてマスキング。
プロペラは両方をマスキングして、ツヤ有黒を吹いて完成。
主翼前縁の黄色と、後部胴体のスカイをマスキングしていよいよメインの迷彩です。
下面色のメディアムシーグレイで全面を塗りました。
この姿は2度と観られないので、記念撮影。
単色だとスタイルが強調されて、いかにも新式の高速機って感じがします。
さて上面迷彩。下面全体をマスキングして、先にオーシャングレイを塗ります。
塗装図を174%拡大でコピーして、オーシャングレイの部分を切り出し、剥がせる接着剤ピットマルチで貼っていきます。
1ヶ所機首だけは辻褄が合わなかったので、粘土系にしましたが、それ以外は平面図と側面図で大きな矛盾が無く貼れました。
マスキングに疲れて、吹く前の画像は撮り忘れたので、剥がす直前。
結構好い感じ。
最後のダークグリーンだけクワトロポルテのシンナーで吹きました。
乾燥が早いから、吹き込みやにじみが出ないことを期待して。
今回、デカールを迷彩の塗り分けラインが横切る箇所は、ダークグリーンを抜きました。
胴体と主翼上面のラウンデルの箇所も発色が悪そうなので、ダークグリーンを抜きました。
黄丸は、白いエンブレムのど真ん中を横切るので、透けると思ったので、抜きます。
下の赤丸は平面図と側面図からそれぞれ切り出した破片のジョイント部分。
Rでつなげたはずが、ちょっと角ばってしまいました。
今回最大の問題はここ。
ラウンデルのダークグリーンを抜いた中にある、黄丸で囲んだ四角いアクセスパネル。
こっちが塗装図。
#20のデカールを貼るアクセスパネルは、ラウンデルの後方です。
この時、おかしいと思ったんですよ。
さっき調べてみたら、なんとMK.22のアクセスパネルは塗装図の位置で、キットのモールドはMK.24の位置で成型してあるのでした。
MK.22を忠実に作ろうとするスケールモデラーの方々は、モールドのスジ彫りを埋めて、彫り直さなきゃなんないんです。
気づくのが遅すぎました。どこにも書いてないんだもの。
事前に気づいていたら、やったのか。
その時の気分次第でしょうな。
この様にして、いきなりなんちゃってモデルになり下がったので、気分が楽になりました。(個人的にはパネルラインなんか、どうでも良いのです。スジ彫りが下手なので、彫り直してガタガタになる方が見苦しいと思います。)
上面の塗り分け自体はまあまあ、上手く塗れました。
厳密には、ボケ足の長さが統一されてなくて、ボケが長い所とクッキリ塗り分けとが混在しています。
吹き込み箇所はゼロでした。シンナーの選択が良かったかな。
反対面。
上面2色の前に、黒でパネルラインを吹いてあったのですが、ほとんどわからなくなりました。
土曜の晩は飲み過ぎたので、機体ではなくて台の方をいじってました。
おしゃれに銘板を面イチにしようと、彫刻刀で彫り出したのですが、硬いのなんのって。
0.5mmも彫らないであきらめました。
小さめに彫り始めたので、銘板でキッチリ隠れます。
接着剤溜まりだと思えばよいのです。
工作機械のありがたみがよくわかりましたとさ。