うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

さあ、出かけよう....(12155)

2012年05月19日 19時29分14秒 | うべプラネタリアン
新聞記事のみならず、5W1Hが肝要である。
だれが(who)、いつ(when)、どこで(where)、なぜ(why)、どのように(how)、
なにを(what)したか。しかし、これだけでは「絆」がない。
それぞれの「だれと(with)」が大切だと、ことのはさんは言った。
さあ、みんなで出かけよう、金環食を見るために、はるか南九州へ。

当地当日当時刻の天気予報は雲量40(5/19 18:00現在)。まずまずか。

日南の天気予報(5/18 16:00)...(12154)

2012年05月18日 15時56分56秒 | うべプラネタリアン
天気予報に一喜一憂するなと自戒をこめて記したが、
ASTRO GPV なるサイトでは天体観測者用の天気予報を出していて、
ここんところ、数時間おきに、鹿児島志布志市の雲量予報を追いかけている。
やっぱし...と笑うなよ。

今日の午前中までの予報は、5/21 06:00 雲量90(弱雨)で、最悪だった。
ただ長崎の予報が同時刻雲量10なので、少し気流が早めに移動すれば
望みなきにしもあらずと思っていたところ、先ほど(5/18 16:00)時点で
雲量30に好転していた。雨雲は土佐海上に移動している。
日南以西に濃い雲は見られない。鹿児島市は雲量0。下関も終日大好天。
期近になるほど正確とは思うが、悪い予報は見ないし、ここにも記さないから、
若干いいとこ取りしてるんだけどね。

おもしろいのは、前夜5/20 21:00が曇量100(雨)だったのに、雲量0に変わって、
夜の星空探訪ができそうなのだ(←実はこれが非常に危険、悪い思い出もある)。

悪い予報が出たら、もう記さない。
後は野となれ山となれっちゅうこと。
 

『しずく』....(12153)

2012年05月18日 09時33分01秒 | うべプラネタリアン
今朝未明01:39 H-2Aロケットが、水源探査衛星『しずく』と韓国の人工衛星を抱いて
種子島宇宙センターより打ち上げられた。
好天で、夜の打ち上げだから、山口県の海岸でも打ち上げのロケット光跡は
見られるはずだったが、金環食にかまけて、観測態勢を敷かぬまま放っていた。
はないっつぁんは、ちゃんと阿知須の海岸でその様子をとらえている。
見事にやぎ座の方向にH-2Aが弧を描いている。
今朝の氏のブログ「星空町1丁目1番地」から勝手に借用。

食....(12149)

2012年05月16日 07時12分00秒 | うべプラネタリアン
日食、月食 の食は食べる方ではなく、食べられる方、受動側である。
日食は太陽が食べられ、月食は月が食べられる。
食べる側はそれぞれ違う。
日食は月(新月)が食べるし、月食は地球の影が満月を食べる。
金星食は、月が金星を食べ(8/14未明) 、木星食は、月が木星を食べる(7/15昼間)。
だから、金星の太陽面通過は、金星による日食である。
金星の影は小さいとはいえ、その部分食われているわけだから、立派な日食なのだ。

日南の天気予報....(12148)

2012年05月14日 18時37分01秒 | うべプラネタリアン
いよいよ1週間先の天気予報が出た。
気になって、PCを開くたびに当該地の予報をのぞくのだが、刻々変化している。
それだけ悪い予報もいい話も流動的なのだ。
この㌻をみて一喜一憂して欲しくないのだが、5/21 06:00の雲量予報は57%。
その後はぐんぐん良くなるみたいだから、ちょっとのズレがどうにでも転ぶ。

晴女と雨男が対決して、えいやっと天気を作るなら「曇」になる。
曇じゃダメなんだ。晴でなくてはいけない。拮抗してはいけない。
晴女軍は圧倒勝利を勝ち取って欲しい。
雨男軍は晴女様の軍門に喜んで投降するので、どうぞ存分にご活躍のほど。

福の神....(12147)

2012年05月14日 16時19分13秒 | うべプラネタリアン
先週金曜(5/11)急に思い立って、山口市の能面師矢次杢忠氏宅を訪れた。
3年近いご無沙汰だったが快くむかえて下さり、いろいろと話に花が咲いた。
能狂言の面(おもて)というが、能と狂言とでは面に根本的な違いがあるという。

能面は室町時代に「完成」したのだ、完成したのだから、新たに作る(打つという)と
してもいかに完成品に近い物にするかという、いわば写しの技術だ、というのである。
完成したのだと言われてしまえば、それ以下でも以上でも下作である。
劣る物が下作は仕方ないとしても、より優れたと見える物でもダメなのだ。

その点、狂言面はさまざまな表情が容認される。乙御前とよばれる婦人の面
(ま、おかめ)はさまざまなデフォルメが許される。完成品はない。
だから...と杢忠氏は語る「能面ばかり打っていると息がつまるんですよ、
たまには楽しい狂言面を作らないと」
たかが能を舞うときの小道具の一つにすぎない能面は500年前に完成したのだって。
その存在はすごい、幾多の能面師が挑んだことだろうと、くらくらする感動を覚えた。

その時杢忠氏は、我が家のかみさんに狂言面の一つ「福の神」写しの根付をくださった。
かみさんに、これは日南に持って行けよと話したら、福の神が福の神を持って行って
なにすんのよと言う面をして「なくすといけないから持ってゆかない」と拒否しおった。
なんでもかんでもてるてる坊主代わりにしたくなるこちとらの気の弱りも知らぬ気に。