うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

夜雨....(B928)

2009年09月21日 23時46分55秒 | 水の存在
天気が変わりやすい時は、むしろ、予報が当たる。
今宵、降りみ降らずみ、しとしと。
ここんとこ からからに乾燥していたから、植物にはいいだろう。
連休中は天体観望のお招きもしていないから、ギンギンに晴れると、月齢もいいし、
かえってドキドキイライラするのだが、今宵から明日にかけ優しい雨なら
好都合というものだ。

孫自慢させてくれ....(9223)

2009年09月20日 16時45分00秒 | うべプラネタリアン
「G-G-!」と元気のいい孫の悠飛クンからの電話。
昨日の運動会の話や弟の話を聞いているうちに、なぜか、ピストルやミサイルの話になった。
「ねぇ、G-G- なぜ人は銃やミサイルを発明したんだろう、
発明しなきゃ人殺しや戦争もなかったんじゃん!」と言った。
「...う~ん、そうだねぇ...要らんもんだねぇ」と応えたものの、互いに急に無口になった。
なんと高邁な疑問ではないか。こんな質問、小学1年生の問いかけることかぁ?

川尻岬....(B927)

2009年09月20日 10時58分12秒 | 水の存在
向津具(むかつく)半島、川尻岬。西崖。
ここは、大昔、大陸の半島への玄関口だった。楊貴妃が流れ着いたとの伝説もある。
もう40年近く前、ジャコビニ流星群が流晴雨となるという予報から、ここで
観測陣を張ったことがある。その時は流れ星は全くの不発だったが、
すっごい晴天で、かえって悲しかった覚えがある。
川尻岬を訪れたのはそれ以来だが、景色はまったく変わっていない。
渺々と風が吹き、海は荒れ、潮鳴りは腹に響く。
夏のキャンプは楽しいだろうが、シーズンをはずれると訪れる人は1人もいない。
星を見るには寂しすぎる。


丸三年....(9221)

2009年09月18日 23時44分14秒 | うべプラネタリアン
天文クラブを主管して、丸三年が経った。今日が三期の最終日だった。
10月からは四期目にはいる。
メンバーの継続と新規と。見直し再出発。四期の申込書を配ったら、
もうわんさと貯まった。星好き病は抜けないのだ。
それに、今宵はまれなほどの好天だったから、20時には外へ出たが、
いつまでも皆さん星を見ている。星好き病は抜けないのだ。
最後に20㌢の屈折を低倍率におとしてアンドロメダM31を見た。
好天時のこれはたまらない。星好き病は抜けないのだ。

晴天続き....(9220)

2009年09月17日 20時24分51秒 | うべプラネタリアン
9/15-16-17と星日和だ。
昨日(9/16)は天体観望会を開いたが、昼間の晴天に比べ、アンドロメダ銀河が
双眼鏡で確認できぬほどどろんと濁っていた。
こんな時は木星に限る。
しゃあさんが来てくれたから、無理やり海王星を捕ってもらったが、
それとて過日ほどのシーイングはなくいまいちだった。
初めて見る人にはそれなりの感動をして欲しいのだが、45億㎞の彼方の最遠の惑星といっても、
見た目ハデさはないので素人受けする対象ではない。
光が届くのに4時間17分もかかるなんて言ったところで関心はうすい。
今宵は観望会を休んで、明日(9/18)は天文クラブ例会。
例会日はいつも曇天に祟られてきたが、明晩は久々に快晴の予報だから、期待しよう。

月や星がなくなる....(9219)

2009年09月16日 21時35分31秒 | うべプラネタリアン
今月末に、市内小学4年生1クラスのプラ要請があり、月と星の動きについて
特に話をして欲しいという。
いつものことだが、先だって、質問を受け付けることにしている。本日その質問集が届いた。
その中の一つに「月や星がなくなるってことあるんですか」という質問があった。
あ、またか...。
以前、月や星がなくたって困ることあるんですかと、尋ねた同じニュアンスだ。
さほど深刻にとらえることではないかもしれないが、こうした自己中的な視点は
たまらないのだ。
地球は星の中の一員、そこに存在を許されているかそやかな生物が我々。
自己中心の見方は、4年生なら、ぼつぼつ脱却して欲しいと思うが、
過剰反応してしまう自分の抑制がきかない。

彼岸花....(B925)

2009年09月15日 20時15分38秒 | 水の存在
また、あの曼珠沙華の季節がやってきた。
まだあぜ道にはちらほらだが、彼岸花とはよくいったもので、この季節になると
いきなり毒々しいばかりの赤い花が咲く。葉はあとからわんさと出る。
リコルス、百合科。どこか宇宙のしつこさと重なる。嫌いじゃない。
このころはいい天気が続く。そんなイメージがあるからか。
しょせん秋の空だから変わりやすいのだが、空気が澄むと、凄い星空が出現する。
今宵、午前中の曇天に比べ、信じられないような星日和。
明日もいいようだ。
明日(9/16)好天突然観望会を開く。木星と秋の星雲星団を楽しもう。

しし座流星群....(9218)

2009年09月14日 21時36分06秒 | うべプラネタリアン
しし座流星群は、母彗星は33年周期のテンペルタットル彗星だ。
伝説的な流星雨が出現したのは2001年だったから、次は2034年まで待たねばならないと考えられている。
しかし、その時が集中豪雨とすれば、今年はどうやら「大雨」程度には降るらしい。
2001年が1時間に500~1000個といわれているが、今年2009年は150~200個くらいとの予報。
それは、テンペルタットル彗星1466年回帰の時放出したダストトレイルにぶつかるからだという。
1466年からするとすでに16公転している。かなり拡散しているだろう。
それだけでなく、1533年回帰や1567年回帰のダストトレイルも一緒だというから
にぎやかなことは間違いない。
極大時は11月18日06時43分、夜明けだ。朝の薄明が広がっている時刻。
いずれにせよ、11月17日の夜から徹夜でねばることになる。
私としては、雨男のこけんにかけて、流星雨を降らさねばならぬ。...みてろ。
画像は、NASA Leonide のHPから、ダストトレイルの予報図。
こんなんみて、ワクワクするなんてちと異常かなもし。