うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

変わり者集団....(8151)

2008年08月13日 07時58分52秒 | うべプラネタリアン
ベタぐもりのペルセ観測会だった。
一片の星とて見えないのに(月齢11の月も見えない)、ざわざわと人が集まってくる。
さあ、延べ120人も来たか。昨夜は01時までねばったが、流れ星はかすかな雲間に4本。
こんな状況で飽きもせず、何もせず、アスファルトにベタ座りして、
曇り空と雷鳴を眺めているなんて、冷静に考えたらおかしい。
よほどヒマか物好きか、つまりがところ、変わり者なんだろう。
私も永安氏もいいかげん変わり者だから、そんな人々が呆然と曇った夜空を
見上げているのを見ると、何かサービスをしなくては居れなくなる。
しかし、何も見えないところで、徒手空拳で、星の話をするにしても限度がある。
主役のスター不在で、なんのドラマも展開しない。
放り出すわけにもいかず、撤収宣言を出すわけにも行かず、辛いのはこんな観望会である。
それでも皆さん良くつきあってくださった。ただ、不思議と疲れが後を引かなかった。
唯一、原田さんと私で、ごく短い流星をみたのが収穫か。
ほとんど停止流星に近かったから、多くの人は気付かなかったかもしれない。
ありゃ何だったのかっと愕然と大声を上げたのは原田さんのみだった。
あれ一発で、原田氏は一生流れ星観察から逃れられないだろう。
星を見ていると、時としてあんな幸運(いや、多分不運)にあう。
大神ゼウスの呪縛かもしれない。
そんなわけで、今回は、画はない。

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