うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

テラフォーミング計画....(11334)

2011年11月30日 11時04分43秒 | うべプラネタリアン
テラとは大地、地球のこと。フォーミングとは形作ることだから、地球化するという意味。
何を地球化するか、火星だ。火星の地球化計画。
とんでもないことだが、ステップはこうだ。
火星は、極寒(-130℃、平均-55℃)、酸素はない。
だからまず、巨大太陽反射板を火星軌道に投入、太陽光を集光する。
巨大温室をつくり植物を持っていって育てながら酸素を放出する。
水は地下に氷として閉じこめられているようだからそれを利用し、極冠も溶かす。
そうしたことを続けて数千年で地球化が完成する。
ばかばかしい、そんな思い上がったことをしてもいいんかいなと思うが、
あの月に足跡を残すなんて、そんなゴ゛ーマンなことを!と考えても、
いつかそれをやっちまった人類だもの、下手すりゃ何をするかわかったもんじゃない。
火星の暮らしか...“風情”はなさそうだなぁ。いくら「地球もどき」をつくっても
風情や歴史のないところでは、あたりまえだが、暮らせねぇな。
画像は、深川窯の里。

火星には、ひょっとして何らか生物がいるかもしれんぞよ。
地球化以前に、そのへんのことよくよく調べないといかんな。
その足がかりになるか、11/26 NASAは大型探査車「キュリオシティ」を載せたロケットを打ち上げ
火星に向かう軌道に乗せた。8ヶ月後(2012.8)に火星に到着するらしいが、
人の思い上がりとは別に、どんなデータが得られるのか、天文屋の端くれとしては
やっぱ ぶち楽しみ。

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