うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

折角の名月だが....(10215)

2010年09月21日 23時19分04秒 | うべプラネタリアン
ちょうど秋雨前線が南下して、明日(9/23) は、旧暦8/15で名月というのに、雨模様だ。
それでも、ぜんざいを50人分つくって観月会を催す。
プラの中で月見としよう。
明日は仲秋の名月だが、月齢は13.7、満月に1夜以上達しない。
旧暦では、新月の日を必ず朔日(ついたち)として、月々の日の数え方が始まるが、
そもそも新月の日の基準とは何か。
それは「一日の0時から24時の内にいずれかの時間に月齢0がある日」のことをいう。
だからそれは夜の0時1分に月齢0がある日でも、23時59分に0がきても同じ朔日とする。
先の月齢13.7とは、厳密には、正午時点の月齢を指している。
そうしたことから考えると、月齢を整数に丸めるには、小数点以下の表示は、
四捨五入より切り上げで、考えた方が適切だろう。
いずれにせよ、刻々変化する月齢で暦をコントロールしていた頃は、天文暦法方は
やっぱ大変だったろうなぁ。