私、行けません ・・東京美術館巡り・・

それは私が美術館に入ろうとする時のこと！

「ヒロリンさん、突然ですが今日出勤していただけますか？」って。「申し訳ないです、先生今私東京なんですう、私行けません」

そうなの。年に一度か二度の私のお楽しみ東京で美術館巡りに来てるんやもん！

やってきたのはこれ「長谷川等伯展」

秀吉をうならせた桃山時代の巨匠。今回は国宝3件、重文約30件の一挙公開。水墨画もいいけど、私はやっぱり金碧画が好き「楓図壁貼付」や「松に秋草図屏風」がいいわあ

でも思わず「おお」っと声を出してしまったのは「仏涅槃図」心なしか動物たちもしょんぼりしてるっぽい。

次は国立博物館の表慶館へ

実は今回の目的の第一番。江戸川乱歩の小説にこの表慶館が出てくるらしく、サンデー毎日にこのエントランス部分が出ていたの。それを見てどうしても私も写真撮りたいって

 

もううっとり写真撮影もお聞きしたら全然ＯＫで

この迷宮入り～みたいな感じがなんともたまらん

 

本館のほうでは「おひなさまと人形展」も小さくて可愛いもの好きの私としてはたまりませんいつまでもひたっていたいわあ

 

 

そして同じ上野公園内にある国立西洋美術館へ西洋美術館の始まりの元となった「フランク・ブラングィン展・松方コレクション」へ先日もＮＨＫの「日曜美術館」で取り上げられてたけど。モネの「睡蓮」は何度も見てたけど「松方コレクション」だったことを知ってびっくり。そして当時のヨーロッパの画家が日本に強い影響を受けて東洋趣味の作品を多く残していることにもびっくり

西洋の女神なのに一緒に描かれてる楽器や衣装が東洋風だったり「観音様」っぽかったりね

後、藤田嗣治の絵も数点展示されてた。藤田は晩年フランス国籍を取ってるから「レオナール・フジタ」と表記されると聞いたのだけど、国立西洋美術館では全て「藤田嗣治」とされていた。その展覧会のコンセプトなどによって変わるのね。まあ芸術家だしペンネームみたいなものなのね勉強になったわ

夕方からはポラリス観光さんのお勧めで「オーソラミオ」に。以前にもはとバス1回、スカイバス2回乗ってるのでコースがかなり重なるんやけどレインボーブリッジを渡りお台場も見えるし、築地も通るので築地では息子が大阪で参加した某大企業さんのビルも。まあ息子にはご縁ないっすねえ。築地はやっぱりお魚のにおいがした

 東京タワーの真下を通るのでこんな位置から写真が！でも寒い、ひたすら寒い。カイロを装着すべきだったと反省する私

 岩崎弥太郎の元高輪御殿

 

「原美術館」へ

 

中国現代美術の「ヤン　フードン展」へすべて映像作品で展示されてるの。どう言ったらいいのかよくわからないのだけど、重いけどユーモアがあって、少し恐くて。見終わった後はかなりドーンと来る。中国社会の現代と過去、老人と若者の対比がおもしろい。

原美術館は何度か来てるけど中庭のアーチに沿った白くて細いカーブの廊下が大好き

展覧会に行ってその感想を書くのってすごく難しい。もちろん感動したり、いいなあって思うのだけど。

単純に「身震いした、鳥肌もの」とかそんな言葉で言い表せないものがある。その時の感動を単純な安っぽい言葉で言い表したくないっていうか。残念ながら私には語るべき・言い表すべき言葉を持ち合わせてない。

ただ「好き」か「嫌い」か、心地よくなれたか否かでいいんだと思う。

実は今回写真が多くて私のメインの「おいしいもの・可愛いもの」は別記事に。

しかし関西と関東の気質の差？みたいのは電車に乗ってたりするとよくわかる。

山手線車内で立ってる男性がｉｐｏｎｅをケースから落としてしまったでも皆さん静かに無表情に拾ったりお礼を言ったりしてる。これが大阪の環状線やったらえらい騒ぎやでとか思った

それに皆さん目があってもあまりスマイルとか話とかしない。オーソラミオを待ってる時珍しく話し掛けて来た上品な老婦人がいた。色々しゃべってたら関西の人だった

後ろの席のほうが良く見えるから移動したほうがいいわよって教えてくれはる

それに東京駅。就活中の大学生グループ。ああうちの息子と同学年やなって見てたら、大きい声で関西弁「なあ、ばんめし何食う？ホルモン焼き行こか？」・・・

ホルモン焼き、東京にはそんなにないのかも？

ってわざわざ東京来てホルモン焼き食べんかて・・・