鹿児島市の司法書士喜山修三のブログ

相続や売買の不動産登記,会社設立や役員変更,債務整理,成年後見等を業とする司法書士事務所の所長の法律や日々の雑感を掲載。

グラバー庭の紫陽花,はい論破!

2015年06月16日 | Weblog

 

 先日行った長崎での出来事である。
 長崎駅に着いて,先ずちゃんぽんを食べようと思った。どうせ食べるならうまいちゃんぽんを食べたい,と考えるのが人情である。
 そこで,駅前でNTTタウン帳を片手に忙しげに働いている方に声をかけた。
「すみません,この辺りで美味しい『ちゃんぽんの店』を知りませんか」と。
すると「すみません,今日博多からきたから分からないんですよ」と言われた。
 過去に神戸や東京などで何度か旅行者に道を訊いた苦い(実際は,そこまで苦くはないのだが)経験があるので,慎重に尋ねる人を洗濯したのだが,同じ過ちを繰り返してしまった。
 そして翌日,全ての用事が済んだので,日曜日の午後一人で観光に出かけた。日本二十六聖人記念館を見学した後,長崎の街を散策しようと思い,電車で観光通まで移動した。アーケードを歩いていると,少し先にめがね橋があることを発見。新たな目的地をそこに定め,途中でどこぞのお店の制服を着た娘さんに「めがね橋に行くにはこの方向を行けば良いですか」と訊ねた。
 「ええ,この方向ですと」素敵な笑顔で答えてくれた。笑顔と言うのは,年齢に関係なく,はたいがい素敵である。
 しばらく歩いた後,そろそろ左に曲がらないといけないのではと思い,前から来た聡明そうな青年に「すみません,めがね橋に行くにはどこを曲がれば良いのでしょう」と問うと,「すみません,私も旅行で来たので分からないのですよ」と申し訳なさそうに答えた。
 『やってしまったと思いつつ』いやいや土地勘のない人に道を尋ねたのはあくまでも私の落ち度であるから,「いえいえ,こちらこそすみません」と丁重に謝った後,そのまま歩いていたら,先ほどの青年が小走りに走ってきて「ここを左に曲がったらめがね橋に着くそうです」と教えてくれた。なんと親切な青年だろうといたく感激し,その経緯を詳細に妻に話した。
 すると愚妻は「あまりにアホそうなおじさんだから,放っておけなかったんじゃないの」とトゲのあるコメント。さらに「あんたって,本当に人を見る目がないよね」と相手に反感を持たせる答え。
 「そうよね,俺は本当に人を見る目がない。それに比べるとお前は人を見る目があるよねー」「だから,俺はお前と結婚し,お前は俺と結婚したんだよねー」と言ってやりました。はい論破!!    

コメント
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