鹿児島市の司法書士喜山修三のブログ

相続や売買の不動産登記,会社設立や役員変更,債務整理,成年後見等を業とする司法書士事務所の所長の法律や日々の雑感を掲載。

大企業と中小企業の税金

2015年06月02日 | Weblog

 6月1日月曜日,足並みの揃ったスタートです,なんて書こうと思っていたら,2日になってしまいました。これでも実行できれば良い方で,結局実行できない子との方が多いような……

 昨日の日経新聞に,法人税法のいう大企業(法人税法では,資本金が1億円超の企業が「大企業」で1億円以下の企業を「中小企業」と定義する)が,ここ2年間で2万1,916社減った。理由は,年間所得が800万円以下の場合,大企業の法人税率が23.9%であるが,中小企業だと15%になり,大企業より税負担が少なくなる。
 さらに,赤字企業でも税金を払う外形標準課税も対象外になり公的融資も受けやすくなる,という趣旨の記載がありました。
 http://www.tabisland.ne.jp/explain/kazei/kaze1_01.htm(外形標準課税について詳細な説明があります)
数週間前,世界のシャープが資本金を1億円にするという報道があり,ビックリしましたが,ここだったんですね。その後シャープは,いろいろな事情でこの案件は見送りました。
 なるほど,税制がこのままですと,大企業は確実に減って行くでしょうね。資本金を減らすだけで税金が安くなるのですから。

コメント
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