健康楽園。

健康に関する情報・提案を主にする。

カラヤン。

2008-04-26 | looking.
「知るを楽しむ」・私のこだわり人物伝。
天野祐吉さんが、4週にわたって、縦横無尽に語ります。
ともすると、複製芸術家・缶詰つくり・ビジネスマンという揶揄・批判が多かったカラヤン。
今回は、陽の部分・素晴らしいところを語り続ける内容です。
音楽は誰のものか????常に問い続けていたといいます。
クラシック音楽を身近なものにしたい!!!クラシック音楽の大衆化というすごい仕事をした人だと位置づけています。
大衆化とは、通俗化とは異なる・・・すごい仕事だったと、天野さんは言います。
然り!!!!納得がいく分析です。

どうしようもない孤独な権力者の物語を、孝行三女コーデリアの親孝行物語にしちゃうのが大衆化の間違い。

オペラをみんなで楽しむことが出来るようにしたい!!!
映像化にも努力。
90㌔もある、太ったドンジョバンニはありえない・・眼をつぶって音楽を聴く時代は去ったのだと、カルメンに黒人のグレース・バンブリーをはじめて使ったのもカラヤンです。
エレトロニクスへの扉を開けたのがカラヤン。

写真のように晩年・脊椎を病み・歩くのもままならなくても、指揮台に立った執念。
死の数日前まで、ビデオでのオペラ編集をしていたというカラヤン。
「時代のトリックスター」と呼ばれるにふさわしい財産をわれわれに残してくれました。
あらためて・カラヤンの偉大さへの理解を深くすることができました。

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