この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)西原 理恵子理論社このアイテムの詳細を見る |
これは、素晴らしい・スゴイ!!!!地に着いた・現実を踏まえた厳しい人生論だね!!!!
高知県の浦戸という漁師町に生まれた西原さん。
人は、生まれる場所を選ぶことができない。
自分の生まれた環境を乗り越えることができるんだろうか????
が、テーマになってます。
両親が離婚、母親に育てられ、母親が再婚。
お金に魚の匂い・魚のウロコや血がついていた時代から、超貧困・父親の自殺にまで至る過程!!!
お金の無いことが人をどれほど追い詰めて、ボロボロにするのか、そのあらゆるパターンを、私は見たと思う。14ページ。
「貧困」と「暴力」って仲良しなんだよ!!!
実体験から書いてあるから訴える力強し!!!
貧しさは人からいろいろなものを奪う。人並みの暮しとか、子供にちゃんと教育を受けさせる権利とか、諦めなければいけないことが次から次へと山ほど出てくる。
29ページ。
思春期の私に見えてきたものは「将来」なんかじゃーなくて「行き止まり」。
父が自殺して、140万円残ったお金から100万円母親が持たせてくれて上京。
美大に入学。
絵・デッサンの上手さでは、最下位を自覚。
エロ本でも、なんでも仕事したこと。
もう、絶対に故郷に帰れない!!!だから足は止めちゃいけない。前へ・前へ!!
決して振り返らない力をくれたんだ。
たまたま配られた札が全部マイナスだった。それをいつまでも嘆いていたってしょうがないもの。
マイナスを味方につけなさい!!!あの嫌な辛い場所にだけは絶対戻らない!!
「お金じゃーない・人は心の豊かさ」
いかにも正しそう????この刷り込みが、どれだけ事実に反しているのか!!!
3高を求め。結婚に憧れることのアホさを。
「人のカネをあてにして生きる」これほどリスキーなことはない。
昨日までもらえていた金が、今日から出ないなんてザラ!!!
人の気持ちと、人のカネだけはアテにするな!!!!
生きているなら、お金を稼ぎましょう!!!
働くことが希望になる。
人が人であることをやめないために人は、働くんだよ!!
教わることばっかりでした。
中学校の教科書に推薦する所以です。
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