ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる筑摩書房このアイテムの詳細を見る |
「ウェブ進化論」は、予感と驚きに満ち溢れていて、現在起りつつある事象にたいする無理解だったこと、気が付かなかったことを思い知らされる本です。
私にとっては!!!
もう、こんなことは知っているっていう方も、おそらく多いだろうと思う。
いま、こうしてブログを打っている。 GOOのサイトで。
Making the World a better place. にしようとするグーグルのポジティブな企業指向が提示されて、それが理解できてしまいます。
かっても、いまでも、これからも映画やラジオ・テレビなどは、おのおのの会社が映像などのコンテンツを製作して、それを日本中あまねく配信しています。
一方・ムーアの法則によりコスト面でも、ITに関する必要充分な機能のすべてを、誰もがほとんど意識することなく手に入れることができて、映像コンテンツの製作・配信能力は、皆が持っているパソコンやその周辺機器やインターネットの基本機能の中に組み入れられ、誰でも開かれる可能性となっています。
「何かを表現したって誰にも届かない」から「何かを表現すれは、それを必要とする誰かにきっと届くはず。」14ページ。
それら「増殖する地球上の膨大な情報を、整理しつくし。」「すべての言語における、すべての言葉の組み合わせに対して、それらに最も適した情報を対応させる。」18ページ・このことを企業の使命にしているグーグルのすごさが浮き彫りになります。
「知の世界の秩序」の再編成を目論んでいるのが判ってきます。
インフラ面、携帯電話とブロードバンドのインフラは日本が世界一の水準であることも示されますが、ウォークマンなど使う「こちら側」のスキルアップに邁進している現実が分析提示されます。
グーグル、インテル、シリコングラフィックス、マイクロソフトなどは、モノつくりから離陸していることも示されます。
「あちら側」を開発・巨大化していっている戦略が明らかになります。
こちら側に沢山の情報を持っていることはない、あちら側にある情報を利用し使っているのが、アマゾンなどの検索エンジン。
グーグルメール、送信済みアイテムはあちら側にもあり、その方の使っている言葉によりコンピューターが自動的に、その方に最適な広告・情報を返信していく。
トヨタの時価総額が22兆円。日本ダントツ1位。グーグルはまだ10兆円でしかないけれど、5000人で成し遂げている・1人あたり20億円もの時価総額。
トヨタは連結決算で、約24万人の社員が関わっている。
アメリカでは、IBM,トヨタ、キャノン、ホンダなどは2ランクの現在素晴らしい会社としてランクされています。
グーグル、アマゾン、マイクロソフト、インテル、シスコ、などが最高位の評価を受けています。
その中に日本企業は1社もありません。
さあ、面白い世界が出てくる!!わくわくさせられる素晴らしい刺激に満ちた本です。
プログラム何か立てさせれば得意のはずなのにね
アメリカのNASA何か日本の技術が使われてる部分あるらしいけど
日常的な部分に力入れないんだよね(誠)
日本も固い頭を柔らかくして電脳関係で一山当てて欲しいであります
話は変わりますが、人間も電脳言語みたく決まったコマンド入れれば
平和で楽しく行けたらいいですな(笑)
だけど、皆、時間の経過とともに見事に日用品になっていってしまうんですね。
ところが、アングロサクソンやつらは、風化しない、増殖していく智の内宇宙を創る事を思いつくんですね。
どちらが、未来を志向し、可能性に満ちているかと判断すると、感心ばかりしてられない現実がわかります。
もっともっと想像し、考え切ることが大切なのかも知れません。
電脳世界って、押井さんあたりが、先取り思考していますが、概念、外側の世界の変る予感は示せても、それを総て、動かす・そのものを創ろうっていう考えにはなだ遠ところにいるような気がします。