健康楽園。

健康に関する情報・提案を主にする。

副島秀久先生。

2008-07-18 | 聴けた!imaging.
「バランスコントロールカードがあります。MRSA院内感染コントロールチャート・・予期せぬ再手術率・・平均在院日数などです。
当病院はDPC病院です。
DPCとは・傷病名と入院中の医療行為の組み合わせにより、患者さんを区分するための手法。・・・と、言うことができます。
アメリカで実施されているDRGの前段階かもしれません。
DPCの場合は、手術は出来高払いになります。
ホスピタルチャージは変わらないです。
DPC病院において平成20年度の医療費改定では、基準入院日数が短縮されました。
入院日数短くしても加点が従来よりも少なくなりました。
平成20年、358病院がDPC病院。
現在は、718病院に増えています。

10 0010 **99 0 1 0 0

これが何だかわかりますか??
DPCコードです。
この数字表示で、主要診断軍・入院種別・年齢・体重・処置のありなし・副傷病・重傷度などが判るようになっています。

つまり、病院の治療内容が、情報開示されてしまう。
ほかの病院の治療内容が判る。
お互いの手の内がわかります。
病院内マネージメントの改善にも応用できます。

日本では、90万床ありますが、その内3割くらいがDPC選択病院となった。
いずれ1400病院、50,2%にはなるでしょう!!

無論、実績によって、入れ替え戦もありえます。

いままで入院でやっていたものを外来へ、外来治療を強化していこう。
医療管理(クリニカルパス)をしっかりしていこう。
出来高変化なし。包括医療部分点数は減少します。
医者によってのバラツキが少なくなります。

とにかく平成2年頃までは、胆石の手術するっていって40日近く入院していたんです。
土日は、自宅に外泊許可だしたり、オペ待ち・手術会議なんてやっていた。
時間の使い方デタラメだったんです。

いまは、早く・しっかりと・完全に治すっていうことを徹底。
平均入院日数11,1まで短縮しました。

日本の医師・週に80時間から、100時間も働いています。
働き過ぎ・明らか。
日本では、60台の医師まで、過剰に働いてます。

当病院では、前の病院でやっていたからって、同じ治療方法はやらせません。
それは・エビデンスが無いだろう!!
当病院では、クリニカルパスを重視して、その結果であるエビデンスに基づいてやっています。

これからの医療資源の配分について。
・質に関する指標。
・複雑性指標、効率性指標。
・社会的必要性の高い医療への評価。 産科・小児科なd・・。

全米2000以上の病院で実施されてきている・「PREMIER」
プレミア。
治療内容がいいところは、公的評価・診療報酬点数を上げていこうというものです。
優秀な治療実績を示す・上位10%の施設には1年目から2%の加算をする。
逆に、実績の低い10%の施設では3年目に2%減算させます。

その、プレミア・デモンストレーションプロジェクトの病院臨床業績指標は、5疾患34項目の上ります。」


プレミアプロジェクトの光と影も部分がそれぞれあるでしょうが、日本でもDPC調整係数の廃止に向けて、プレミアの導入が検討されています。

さーーーー、病院も真の治療実績による・中身の競争時代に、いやがおうでも突入していかなければならないでしょう。

素晴らしい講演・副島先生ありがとうございます。

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