健康楽園。

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新しい時代を迎えるために。

2005-11-19 | 聴けた!imaging.
「当時世界から集まった人達をフォーティーナイナーズと言います。1948年に金発見。1949年にここ、世界の果てに押し寄せたのですが、当時はパナマ運河も無くて、東海岸からは徒歩で6ヶ月も掛かりました。当時平均収入が1日1ドルだったのが、金鉱では1日10ドル平均の収入になりましたから、みんあ大金持ちになったのではないかと思いますがそうならなかった。何故でしょうか?
物価が上がってしまったのです。何も無い土地、食べ物も、道も無いところです。小麦の値段は40倍になったといいます。経済的に破綻していきました。ここでは、受容と供給の法則を忘れてはならないという教訓があります。現代でも、中国で生産すれば安く、日本へ持ってくれば高く売れましたが、たくさんの会社がやり始めると日本の価格が下がってしまって、中国のコストも上がってきます。みんなと同じことをやっていてはダメなんですね。
当時、大金持ちになったのはサム・ブラマンという人でした。彼は金を掘りに行かなかったのです。サッターの農場に出入りしていた商人ですが、スコップやツルハシなどの道具を買い占めて、その後、ニュースを流したのです。10セントで仕入れたバケツが20ドルで売った。それでも飛ぶように売れました。彼はゴールドラッシュの本質を見抜いていました。変化が起きる時になにをすべきが判っていたのです。掘る道具を独占することによって、受容と供給をあやつることができたんです。
ストラウスという人も成功しました。衣料品を販売していました。テントも売っていました。お客様から丈夫なテントの生地でズボンを作ってくれという依頼がありました。ポケットも強くて破れないように強く、馬のリベットで補強しました。リーバイスのブルージーンズが誕生しました。現場にいたから、変化に対応して、お客様が求めているものをキャッチできました。
2人組はウエルズファーゴといって馬車便を運行して成功。西部劇に出てくる幌馬車がそれで、その後の変化にも対応。19世紀末には大陸横断鉄道を完成させました。
馬車で人だけでなく、金塊も手紙も運びました。そして、金融の仕事に転換していきました。現代までウエルズファーゴ銀行として残っています。
日本の経済はどうかというと、いまだに良くないと思います。企業の利益率がアメリカに比較して、まだ低すぎます。2%台ですから、借金を返したら何も残らない状態です。もともと利益を生んで納税するのが企業ですが、赤字法人の比率が70%。10社に7社は赤字です。1980年代からひどくなっていましたが、今も本質的な企業体質は変っていません。ROA資本収益率も低いし、社員一人当たり時価総額も低いです。マイクロソフトは400万ドルに対してキャノンでも40万ドルで十分の一です。ヤフー、シスコ、グーグル、インテル、アマゾン、などAグループは未来を開く企業です。IBM,トヨタ、日産、クアノン、ホンダは今強い企業。Cグループ、GM,松下、日立、NECは過去の企業とみることができます。
アメリカは一時の繊維・鉄鋼のようにフォード、GMなどAグループに比較して百分の一の評価の企業は捨てようとしているのではないでしょうか。Aグループ企業は新しい会社で、比較的規模も小さいです。シスコはルーターだし、インテルはえん算・半導体。部品の価値でなく、新しい機能・働きの価値。物つくりの内容が変ってきています。
トヨタ・キャノンなどは昔からあった企業です。いつまで、このグループが支えることができるのでしょうか。変化に対応しているAグループになることが出来るのでしょうか。80年代まで未来を開く企業であったIBMもインターネットに対応できませんでした。しかし、大型ホストコンピューターからパソコンへ変化対応できたんでBグループにとどまっています。AT&Tアメリカの電話会社はCへ転落してしまいました。
日本経済が変化に対応して、将来を開いていくビジネスモデルを作っていくことが出来るかが鍵です。」
このマイニング・ザ・ゴールドマイナーズの話は判りやすかったです。
野口さんのAグループ企業は現在・グーグル・ヤフー・マイクロソフト・エクソンモービル・シスコシステム・インテル・アマゾン・ゼネラルエレクトリックです。
日本企業はありません。
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