今日、6月23日は、79年前、太平洋戦争が終わりに近い頃の、沖縄での地上戦が終わった日です。
沖縄では、「慰霊の日」として、平和を訴え、世界平和を祈願する日、としています。
米軍は、1945年4月1日に、沖縄に上陸、空襲や艦砲射撃などで、猛攻撃、日本軍は、武器弾薬も尽きた
中で、悲惨な闘いに必死で、沖縄県民を守るゆとりはなく、負傷兵を看護するために動員した女学生にまで、
「解散命令」を出していたのです。
守ってくれない軍隊、行き場を失った「ひめゆり部隊」の方々は、米軍の砲撃などの猛攻で亡くなったり、
辿りついた喜屋武(きゃん)岬で投身自殺したり、手りゅう弾で自決(自殺)せざるを得なかったのです。
解散命令以前に亡くなった方は11人、解散命令後に亡くなった方は112人、生存者はたった5人。
ひめゆり部隊は、必要な時にはかり出され、敗戦必至になったら、見捨てられたのです。
沖縄県には、日本にある、米軍専用施設面積の約7割が集中しています。
岸田政権は、ロシアのウクライナ侵略戦争や、中国の台湾侵攻リスク、尖閣島親交リスク対応ために、防衛力を強化する、と、今までの「防衛費予算枠」を大幅に超える方向に、政策転換しました。
相手のミサイル発射拠点をたたく、「反撃能力」を持って、同盟国と、連帯して、中国や北朝鮮の武力侵攻を、
「抑止」して行く、「戦争ありき」前提の、軍拡狂騒に巻き込まれているのです。
反撃能力は、相手国も同じ。日本の自衛隊基地、駐留アメリカ軍基地を射程に、中国も、北朝鮮も、弾道
ミサイル網が出来上がっているハズです。
もし、中・ロ・北朝が、戦争を仕掛けるようなことがあれば、核戦争になり、基地があっても、初戦では、
いっとき応戦できるかも知れないが、結局は、基地が、いち早く攻撃されるのです。
基地があっても、初めは、役に立っても、戦争が始まってしまえば、核兵器のマトになるだけで、役に立たない
のです。
沖縄県民は、79年前以上に、犠牲を強いられるのです。日本中が、広島・長崎のように、火の海になるのです。
米中が戦争すれば、同盟国の欧州の国々や日韓なども巻き込まれ、核兵器が飛び交う大戦争になって、世界中に
放射能がばら撒かれ、人類滅亡に繋がるのです。だから、もう、大戦争は出来ないのです。
沖縄の、「慰霊の日」を契機に、沖縄の基地ばかりではなく、世界から、軍事基地を無くすこと、政治家が悪用する、軍隊を、すべての国から無くすことに、国際的な同意を、得られるように、どう進めるべきか、世界の政治家が、真剣に取り組む必要があります。
ウォーキング中に出会った花。
6月23日「今日は何の日カレンダー」より 沖縄慰霊の日、オリンピックデー、ふみの日(毎月)▲タイプ
ライター誕生。最初はクルミ製。ピアノに似ており、キーが二列並びで大文字のみ(1868)▲北海道屯田兵制度
を設ける(1874)▲国際オリンピック委員会(IOC)パリで創立。創始者はフランスの体育家 クーベルタン
男爵(1894)▲夏目漱石教職を辞、朝日に「虞美人草」連載開始(1907)▲洞爺湖南岸で噴火、昭和新山誕生(1944)
▲80日にも及んだ沖縄戦が終結。犠牲者およそ20万人。この日、第32軍の牛島満司令官、長勇参謀長が自決
(1945)▲新安保条約批准書交換(1960)▲英ポンド、変動相場制に移行(1972)▲東北新幹線、大宮~盛岡間開業
(1982)▲海部首相、首相初、沖縄戦没者追悼式に出席(1990) ▲英、国民投票で、EU離脱派勝利(2016)
▲タイタニック観光ツアーの潜水艦タイタン遭難5人絶望(2023)