今朝の日経新聞の「サイエンス」で、無限に増殖するヒトの細胞が世の中にあって、医学の進歩にすごく
貢献していることを知り、ビックリするとともに、医学の進歩は、
「起きている病気を、丹念に、地道に原因追求し、原因を取り除くためには、どのような手立てがあるか、
地道な試行錯誤を重ね、病気を治す」ために、医療技術や、医薬品・医療機器など、研究開発の積み重ね
の結果であり、新型コロナのように、今後とも、出て来る人類を脅かす細菌やウィルス、病原に対する
永遠に続く、闘いなのだ、と改めて、医療関係者のご努力に敬意と感謝の気持ちを強く持ちました。
1951年、子宮頸がんに罹った米国女性、ヘンリエッタ・ラックスさんが治療を受けた大学病院で、
腫瘍の組織細胞が、本人の同意ないまま、採取された。
ラックさんは亡くなってしまったが、採取された細胞は培養され、増殖、「死なない細胞」として、今も、
世界の研究機関で、その細胞を使って、「試験管の中で人体実験」され、医学の進歩を支えているのです。
新型コロナウィルスの侵入経路解明にも一役かった、とのこと。
普通、ヒトの細胞は、培養しても、ある所までは、増殖するが、細胞分裂が止まり、死んでしまう、らしい。
ラックスさんの細胞は、子宮頸がんのウィルスの増殖遺伝子が紛れ込み、細胞が死ななくなっていた。
無限に増えるヒト細胞となった。ラックスさん名前にちなみ、「ヒーラ(HeLa)細胞」と名付けられた。
ヒーラ細胞は、誰もが失敗することなく、普通の培養地で、培養できるので、大学のバイオ実習でも使われ
ている、とのこと。
ヒーラ細胞の「全遺伝情報(ゲノム)」を欧州分子研究所が公表してしまい、究極の個人情報への無配慮が
問題となったが、不死身のヒーラ細胞は、今後とも私達の命を守るために、働いてくれる。
新型コロナとの共生にも頑張ってくれている。嬉しい気分になった。
亡きヘンリエッタ・ラックスさんに感謝。ご冥福をお祈りします。
蝋梅が満開です。
亡きヘンリエッタ・ラックスさんに感謝している雲みたい
1月31日、「今日は何の日カレンダー」より 路面電車の日、そばの日(毎月末日)
▲陸軍練兵場跡地、日比谷公園に(1893)▲日本初の電気鉄道、京都電気鉄道が開業(1895)▲スターリングラード
でドイツがソ連に降伏(1943)▲GHQが2・1ゼネスト中止命令(1947)▲中共軍が北京に入城(1949)▲第7回
冬期オリンピックで猪谷千春が日本初のメダル(銀)を獲得(1956)▲米、初の人工衛星打ち上げ成功(1958)
▲アラビア石油、油田開発成功(1960)▲東京世界一の一千万人都市(1962)▲日本赤軍とPFLPのゲリラが
シンガポールの石油精製所爆破(1974)▲鹿児島で初の五つ子誕生(1976)▲江川卓阪神入団、巨人小林繁と即日
トレード(1979)▲東急百貨店日本橋店閉店(1999)▲東電柏崎原発で検査データねつ造発覚(2007)▲元横綱
大鵬に国民栄誉賞(2013)▲福島第一原発廃止(2014)▲スーパームーンの皆既月食(2018)▲イギリスが
EUから離脱(2020)