平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い562  

2016-09-30 08:48:36 | 日記
    平和への希い562  戦後71年  
「百のことばより、一つ結果」  2016.9.30.
先日の臨時国会で、安倍総理の所信表明に対する蓮舫民進党代表とのやりとり。
「3年3か月の民主党政権時代に1円も上げられなかった児童手当」を持ち出し、「得たり」
「ざまーみろ」と言いたげな傲慢な顔が醜かった。

確かに、政治主導で進めると、「かっこいいマニュフェスト」を掲げたが、メタメタの結果に終わる。
その後の選挙で自民公明与党が圧勝、ついに衆参で「改憲」発議できる2/3以上の
議席を与党で占めてしまった。
昨年は、憲法違反明白の「集団的自衛権を含む新安保法」を強引に成立させ、
『絶対に延期さしない』と公言していた「消費増税」を、参議院選での不利を逃れるために、
不調なアベノミクスの足を引っ張ることを避けるために、「新しい判断」だと、平然と言い出す
信じられない鉄面皮振り、
実感できない、アベノミクスやデフレ脱却など経済政策についても、臆面なく「成果」を強調、
憲法改正に至っては、衆参2/3を背景に、弱小野党を「恫喝」するかのような発言、
政治家の資質、人間性、倫理観など、お粗末極まりない。

お粗末民主党と私達国民が産んでしまった「鬼っ子」の安倍政権。
与党も野党も、国民のための政治、平和日本を恒久的なものにする政治を推し進めて欲しい。
ウォーキング中に出会った花。

9月30日「今日は何の日カレンダー」より
▲遣唐使、菅原道真によって中止(894)▲ペニシリン、発見(1928)
▲御前会議、「今後執るべき戦争指導の大綱」決定(絶対国防圏を設定)(1943)
▲ジェームス・ディーンがポルシェに乗って衝突し即死。24歳(1955)
▲天皇・皇后、初の訪米へ出発(1975)▲韓国とソ連が国交を樹立させる(1990)
▲茨城県東海村のウラン加工施設で放射能漏れ。日本初の臨界事故。
 従業員ら被爆(1999)

平和への希い561  故ペレス元イスラエル大統領の「和平路線」を世界に

2016-09-29 10:00:24 | 日記
  平和への希い561  戦後71年  
故ペレス元イスラエル大統領の「和平路線」を世界に 2016.9.29.

故ペレス元イスラエル大統領は、「国家の安全のためには和平路線のほかにない」との信念を
貫き、パレスチナとの和平交渉に積極的に取り組み、パレスチナの自治を認める「オスロ合意」
を実現させ、和平へのプロセスを前進させた。

1993年、パレスチナアラファト議長、イスラエルラビン首相とともに、イスラエルの外相
だったペレス氏もノーベル平和賞を受賞した。
残念なことに、その後、互いに「裏切った」「裏切らない」と紛争が続き、「和平路線」は暗礁
に乗り上げ、「中東の火種」の一つとして、今日に至っている。
中東問題は、イスラエルとパレスチナの対立ばかりではなく、過激化組織「イスラム国」出現
やサウジアラビアとイランの対立、シリアにおける米ロ代理戦争など、複雑になってしまった。
武力抗争の明け暮れで、難民が増えるばかり。

武力で「和平」を築くことは絶対にできない。武力で勝っても、新たな武力が台頭して果てし
なく抗争が続くことは人類の歴史が証明しています。
中東各国は、「国家の安全のためには和平路線のほかにない」と腹を決めて、和平を実現させ、
テロ集団に付け込まれないようにすること以外に、「火種」から抜け出せないのです。

世界の国々の全てが、「国家の安全のためには和平路線のほかにない」と徹底出来れば、国と国
との武力抗争はなくなる。
日本の平和憲法「9条」、
『国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては
永久にこれを放棄する』という憲法を世界の全て国が奉じることになっても、国と国の武力抗争
は無くなる。

現実主義と理想主義を兼ね備えたペレスさんのような「決められる政治家」が世界各国に出現
して欲しいものです。ペレスさんのご冥福をお祈り申し上げます。

ウォーキング中に出会った花。きんもくせいが咲き始めました。

9月29日「今日は何の日カレンダー」より
▲横浜に初のガス灯。わずか3本だったが、遠くから見物人が集まる(1872)
▲女子電話交換手、募集。「小学校高等科出で夫なく家事に関係せざること。品行方正なこと。視力
聴力善良にして言語明瞭なること。筆算に優秀なこと。交換局所在地に居住すること」が条件(1890)
▲ロックフェラー、世界初の億万長者となる(1916)
▲日中共同声明発表。日中の戦争状態終結と平和友好条約の締結に同

平和への希い560  気持ち悪い、自民党のスタンディングオベーション 

2016-09-28 08:48:46 | 日記
  平和への希い560  戦後71年  
気持ち悪い、自民党のスタンディングオベーション 2016.9.28.

9月26日の臨時国会で、衆議院での安倍首相所信表明中のできごと。
首相が警察や自衛隊の活躍に触れ、「敬意を表そう」との呼び掛けに応じ自民党の議員が一斉に
起立して拍手を送り続けた。映画祭などでよく見られる「スタンディングオベーション」です。
でも、気持ち悪いと感じたのです。
「ハイルヒトラー」を連想してしまいました。
ヒトラーの手法を「崇拝」する、唇をひん曲げた麻生財務相の顔が一緒に浮かんできました。

そして、国家総動員法や大政翼賛会、治安維持法などによって、国民を塗炭の苦しみ・惨劇に
落とし込んだ悪夢を連想してしまいました
。戦中生まれなだけに、チョッと過剰反応???
憲法9条に違反していることが明白な「集団的自衛権を含む新安保法」を強引に成立させ、
戦争できる態勢を作ったにも拘わらず、参議院選挙で大勝。この勢いを背景に、安倍長期政権を
目論む安倍首相。

東京都知事や職員が、豊洲市場問題で、都民を騙くらかしているように、首相や政府・官僚も
国民を、いつの間にか「戦争」の悲劇に巻き込んでいく危険性を「スタンディングオベーション」
に感じたのは、やっぱり過剰反応??? でも、しっかり見張る必要があります。

ウォーキング中に出会った花。

9月28日「今日は何の日カレンダー」より
▲江戸小石川の水戸藩邸に、黄門さまこと水戸光圀らが作らせた庭園、後楽園が完成(1629)
▲京浜線で自動ドアの電車が登場(1926)▲国鉄上越線の新清水トンネル開通(1967)
▲ボンベイ離陸直後の日航機が日本赤軍にハイジャックされ、ダッカ空港へ強行着陸。
 犯人は日本政府に日本で服役中の同志9人の釈放などを要求。政府は「超法規的
 措置」で釈放、人質と交換(1977)

平和への希い559  シリアの悲劇、米ロ代理戦争の陰で「ほくそ笑む」武器製造会社

2016-09-27 09:46:56 | 日記
   平和への希い559  戦後71年  
シリアの悲劇、米ロ代理戦争の陰で「ほくそ笑む」武器製造会社 2016.9.27.

9月12日、米ロの合意でアサド政権と反体制派の停戦が発効した。
19日には、戦闘が再燃した。支援物資を運ぶ車両が空爆を受け、人道支援にも支障が出ている。
そして、国連の場で、米ロの非難応酬が激化。
アメリカの国連大使は、
「ロシアとアサドは、過去72時間で150もの空爆を行い、少なくとも139人を殺害、数百人
を負傷させた。ロシアは空爆始めいかなる軍事行動に対しても責任を取るべきだ。ロシアがやって
いることは、対テロ活動ではなく、蛮行だ」
ロシアの国連大使は、
「米国が、反体制派とテロ組織の区別をしていないことが事態を招いている。テロ組織とごっちゃに
なっている反体制派が停戦を妨害している。反体制派とテロ組織を離さない限り、シリアの和平は
ほぼ不可能だ」(ロシアの言い分、ちょっとおかしい。アサドの敵である反体制派こそ敵なのに)

欧米は、独裁アサド政権の圧政が、反対する国民を虐殺するなど人道主義を逸脱、民主政権の樹立
のために反体制派を支援。
ロシアは、アサド政権が倒されると、アサド政権と盟約のロシア軍基地がなくなるのでアサド支援。

更に、米ロが手を引けば、「イスラム国」が出来てしまうというジレンマ。泥沼。
ほくそ笑んでいるのは、欧米ロ国内などの武器製造会社。

そして、一般市民は、生命の危機に晒され、生活基盤を失い、難民にならざるを得ない悲劇の
波にさまようことになるのです。
天災と違って、戦争やテロという最悪最大の人災は、「その気になれば」止められる筈なのに。

ウォーキング中に出会った花。

9月27日「今日は何の日カレンダー」より
▲イギリスで世界初の蒸気機関車が開通(1825)▲初の地下鉄(銀座線)起工式(1925)
▲クイーン・エリザベス号、進水式(1938)
▲日独伊三国同盟調印(1940)▲昭和天皇、マッカーサー元帥を訪問(1945)
▲日本最長の有料橋・琵琶湖大橋開通(1964)▲横浜ベイブリッジ開通(1989)

平和への希い558  安倍総理の「口撃による挑発」「制裁強化という挑発」がもたらすもの 

2016-09-26 10:39:06 | 日記
平和への希い558  戦後71年  
安倍総理の「口撃による挑発」「制裁強化という挑発」がもたらすもの 2016.9.26.

1933年3月、常任理事国だった日本が国際連盟を脱退した。満州事変を契機に、満州国を
建国、中国は国際連盟に「満州の統治権は中国にある」と訴え、1933年2月の国際連盟総会
で、「中国の 統治権を承認し、日本軍の撤退を求める報告案」に対して、賛成42、反対1、棄権1で
日本は孤立。資源を輸入に頼っていた日本は、国際連盟加入国からの経済制裁を受けると「破産」
する。と言っても、日本軍の撤退を「国民世論」が許さない。

国際連盟に加盟していなかったが、アメリカは日本軍が強大化していくことに危惧していたので、
国際連盟の決議を絶賛、反日で歩調を合わせ、日本包囲網が強大になった。

国際連盟を脱退して、白人が思うままに搾取している植民地を開放して、「資源」を自らの手で
入手できるようにするしかないということで、「大東亜共栄圏」を言い出し、「真珠湾奇襲攻撃」で
太平洋戦争に、西欧の植民地「東南アジア」に侵攻、と転落への道を歩むことになった。
「真珠湾奇襲」を暴発させ、日本を叩き潰すチャンスにしたとも受け止められる欧米の仕打ち。

安倍総理は、22日の安全保障理事会で、20分の演説のうちで半分以上、
「人権を蹂躙し、権力に対する抑制と均衡が何ひとつ働かない国、国民の困窮を一顧だにせず、核・
ミサイルなどの軍備増強にまい進する国だ」と北朝鮮を口撃、制裁強化を先導。

口撃による挑発、制裁強化は、かつて「真珠湾奇襲」暴発をチャンスにし、日本を叩き潰した
ように、北朝鮮を叩き潰すチャンスとなる「北の暴発」を仕向けているように思えてならない。
「真珠湾奇襲」の時代とは、雲泥の差があり、核兵器が飛び交う「奇襲・暴発」は人類滅亡に繋がる
危険を伴っているのです。
武力による挑発、制裁による挑発、口撃による挑発では平和を実現出来ない。
暴発したことで転落経験を持つ日本が担う役割は、挑発することではない筈。拉致問題を抱える日本。
ソフトな「話し合いの土俵」づくりに尽力することだと思うのですが。

挑発の連鎖が続くなら、人類が滅亡しない限り、地球の平和は無いのかと、暗澹たる気持ちになります。
ウォーキング中に出会った花。

9月26日「今日は何の日カレンダー」より
▲台風15号で青函連絡船洞爺丸が転覆。死者・行方不明者が1151名(1954)
▲狩野川台風で伊豆半島周辺に被害。死者行方不明1200人余り(1958)
▲観測史上最大の台風、伊勢湾台風上陸。死者行方不明5200人余り(1959)
▲アメリカ大統領選、初のテレビ討論。共和党のニクソン副大統領と民主党の
 ケネディ上院議員の間で(1960)
▲ホメイニ師、「悪魔の詩」の作者・ラシディに死刑を宣告(1988)