平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い135 国連がなんで平和実現できないのか 3

2015-09-30 09:29:49 | 日記
平和の希い135 戦後70年 
    国連がなんで平和実現できないのか 3

 国連は、第二次世界大戦の戦勝国連合が作り、順次世界各国が加入し、現在の加入国は193カ国。
(尚、日本が国として認めているのは196カ国。国連に加盟していないが、バチカン・コソボ共和国・クック
 諸島・ニウエの4カ国を認め、国連に加盟している北朝鮮を認めていない・・・外務省広報)

国連憲章の目的及び原則を見る限り、加盟国同志は武力による紛争は起こらない筈なのですが・・・。
紛争に関しては、『安全保障理事会』が、国連総会よりも上位にある。(12条1項)
世界平和の実現は、『安全保障理事会』にかかっているのです。
常任理事国は、アメリカ・イギリス・フランス・中国・ロシアの5カ国。拒否権を持っているのです

ドイツ・インド・ブラジルとともに、日本も常任理事国入りを狙っています。が、拒否権はないようです。

常任理事国の国益や考え方がぶつかり合って、重要紛争はまとまらないので、混迷するのです。
≪国連憲章≫
第11条〔平和と安全の維持〕
1 総会は、国際の平和及び安全の維持についての協力に関する一般原則を、軍備縮少及び
軍備規制を律する原則も含めて、審議し、並びにこの様な原則について加盟国若しくは
安全保障理事会又はこの両者に対して勧告をすることができる。
2 総会は、国際連合加盟国若しくは安全保障理事会によって、又は第35条2に従い国際連合
加盟国でない国によって総会に付託される国際の平和及び安全の維持に関するいかなる問題
も討議し、並びに、第12条に規定する場合を除く外、このような問題について、一若しくは二以上
の関係国又は安全保障理事会あるいはこの両者に対して勧告をすることができる。このような
問題で行動を必要とするものは、討議の前又は後に、総会によって安全保障理事会に付託
されなければならない。
3 総会は、国際の平和及び安全を危くする虞のある事態について、安全保障理事会の注意を促す
ことができる。
4 本条に掲げる総会の権限は、第10条の一般的範囲を制限するものではない。

第12条〔安全保障理事会との関係〕
1 安全保障理事会がこの憲章によって与えられた任務をいずれかの紛争又は事態について遂行
している間は、総会は、安全保障理事会が要請しない限り、この紛争又は事態について、いか
なる勧告もしてはならない。

2 事務総長は、国際の平和及び安全の維持に関する事項で安全保障理事会が取り扱っている
ものを、その同意を得て、会期ごとに総会に対して通告しなければならない。事務総長は、安全
保障理事会がその事項を取り扱うことをやめた場合にも、直ちに、総会又は、総会が開会中で
ないときは、国際連合加盟国に対して同様に通告しなければならない。

平和への希い134 国連がなんで平和実現できないのか 2  

2015-09-29 09:15:45 | 日記
平和の希い134 戦後70年 
    国連がなんで平和実現できないのか 2   27.9.29.

 国連は、第二次世界大戦の戦勝国連合が作り、順次世界各国が加入し、現在の加入国は193カ国。
(尚、日本が国として認めているのは196カ国。国連に加盟していないが、バチカン・コソボ共和国・クック
 諸島・ニウエの4カ国を認め、国連に加盟している北朝鮮を認めていない・・・外務省広報)

以下の国連憲章から見る限り、加盟国同志は武力による戦闘は起こらない筈なのですが・・・。
≪国連憲章≫
第1章 目的及び原則
第1条〔目的〕
国際連合の目的は、次の通りである。
1国際の平和及び安全を維持すること。そのために、平和に対する脅威の防止及び除去と侵略行為その他
の平和の破壊の鎮圧とのため有効な集団的措置をとること並びに平和を破壊するに至る虞のある国際的
の紛争又は事態の調整又は解決を平和的手段によって且つ正義及び国際法の原則に従って実現すること。

2人民の同権及び自決の原則の尊重に基礎をおく諸国間の友好関係を発展させること並びに世界平和を
強化するために他の適当な措置をとること。
3経済的、社会的、文化的又は人道的性質を有する国際問題を解決することについて、並びに人種、性、
言語又は宗教による差別なくすべての者のために人権及び基本的自由を尊重するように助長奨励すること
について、国際協力を達成すること。
4これらの共通の目的の達成に当って諸国の行動を調和するための中心となること。
第2条〔原則〕
この機構及びその加盟国は、第1条に掲げる目的を達成するに当っては、次の原則に従って行動しなければ
ならない。
1この機構は、そのすべての加盟国の主権平等の原則に基礎をおいている。
2すべての加盟国は、加盟国の地位から生ずる権利及び利益を加盟国のすべてに保障するために、この
憲章に従って負っている義務を誠実に履行しなければならない。
3すべての加盟国は、その国際紛争を平和的手段によって国際の平和及び安全並びに正義を危うくしな
いように解決しなければならない。
すべての加盟国は、その国際関係において、武力による威嚇又は武力の行使を、いかなる国の領土
保全又は政治的独立に対するものも、また、国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法による
ものも慎まなければならない。

5すべての加盟国は、国際連合がこの憲章に従ってとるいかなる行動についても国際連合にあらゆる援助を
与え、且つ、国際連合の防止行動又は強制行動の対象となっているいかなる国に対しても援助の供与を慎
まなければならない。
6この機構は、国際連合加盟国でない国が、国際の平和及び安全の維持に必要な限り、これらの原則に
従って行動することを確保しなければならない。
7この憲章のいかなる規定も、本質上いずれかの国の国内管轄権内にある事項に干渉する権限を国際連合
に与えるものではなく、また、その事項をこの憲章に基く解決に付託することを加盟国に要求するものでもない。
但し、この原則は、第7条に基く強制措置の適用を妨げるものではない

平和への希い133 国連がなんで平和実現できないのか 1

2015-09-28 12:11:09 | 日記
平和の希い133 戦後70年 
    国連がなんで平和実現できないのか 1

 国連憲章の冒頭に、国際連合設立趣意書が述べられている。
1945年6月26日、米サンフランシスコで。(日本がポツダム宣言受諾1945.8.15.の2か月程前)
日本は、1956年12月18日に加盟。

われら連合国の人民は、
われらの一生のうちに二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い、
基本的人権と人間の尊厳及び価値と男女及び大小各国の同権とに関する信念をあらためて確認し、
正義と条約その他の国際法の源泉から生ずる義務の尊重とを維持することができる条件を確立し、
一層大きな自由の中で社会的進歩と生活水準の向上とを促進すること、
並びに、このために、
寛容を実行し、且つ、善良な隣人として互に平和に生活し、
国際の平和及び安全を維持するためにわれらの力を合わせ、
共同の利益の場合を除く外は武力を用いないことを原則の受諾と方法の設定によって確保し、
すべての人民の経済的及び社会的発達を促進するために国際機構を用いることを決意して、
これらの目的を達成するために、われらの努力を結集することに決定した。
よって、われらの各自の政府は、サン・フランシスコ市に会合し、全権委任状を示してそれが
良好妥当であると認められた代表者を通じて、この国際連合憲章に同意したので、ここに国際連合
という国際機関を設ける。

こんなに、二つの大戦の反省から出発した国連がなぜ、混迷しているのでしょうか?
わが安倍総理は、難民受け入れ支援のために私たちの血税から札びらを切って見せるパフォーマンス。
もっと、国連の本来の目的に根差した平和実現のための役割を担うパフォーマンスにならないものか。
カモがネギ背負って現れた図が見苦しい。


平和への希い132 国民をバカにしている品性最悪安倍総理

2015-09-27 10:51:07 | 日記
 平和の希い132 戦後70年 
     国民をバカにしている品性最悪安倍総理

 アベノミクス。年金生活者の私には全く縁遠い話。むしろ、引かれて少なくなる一方。
アベノミクスを前面に、自民が勝った一昨年の参議院選。
公約で殆ど目に触れないような「武器輸出三原則」を変える「防衛装備移転三原則」を制定した。
これまでを禁じていた武器輸出を制限付きながら解禁する方向に変えたのである。

そして、昨年12月の解散総選挙。アベノミクスで自民党圧勝。
集団的自衛権など私達には殆ど訴えていないと思われることが、突然まやかしの憲法解釈を言い立て、
アベノミクスそっちのけで、国民大多数の反対をおして、国会会期延長してまでも、安保関連法案を
成立させてしまった。

安保関連法案成立したら、来年の参議院選に向けて、「安保関連法は争点にしない」「アベノミクスの
新しい3本の矢、GDP600兆円を目指す」など、耳触りの良い言葉を振り回している。
今度は、アベノミクスの裏で、何を目論んでいるのか?

国民をバカにし過ぎではないでしょうか?品性最低最悪の安倍総理。
来年の参議院選挙では絶対に誤魔化されないことです。自民党過半数割れに追い込まなければ、
どんどん、戦争やテロに巻き込まれて行きそうです。


平和への希い131 難民の悲劇・・・戦争・・・集団的自衛権の危険

2015-09-26 10:42:34 | 日記
平和の希い131 戦後70年 
    難民の悲劇・・・戦争・・・集団的自衛権の危険                 2015.9.26.

 ヨーロッパでは、シリアなどからの難民受け入れで大混乱。
一方、ロシアはアサド政権に最新兵器を供与して、シリア介入を強化するとのこと。
そして、米オバマ政権は反政府軍を支援していて、ロシアの介入は「火に油をそそぐことになる」
と懸念。
ロシアのシリア介入には、大きく2つの訳があるようだ。
一つは、アサド政権が倒れ反ロシア政権になれば、シリアにあるロシア海軍の拠点を失うことになること。
二つは、中東の過激派対策を米に任せていてはISが逆に勢力を増し、ロシア国内のイスラム原理主義
     運動に飛び火する危険があるので、飛び火の危険を避けたいという思惑があること。
シリアを舞台に欧米とロシアの代理戦争の様相。クリミア問題で欧米の制裁に苦しむロシアの意地も。
そこにイスラム教各派と周辺イスラム国家の複雑な思惑と武力支援関係、ISのテロ集団などへの有志
連合の空爆、イスラエルとアラブ各国との確執・・・・・。泥沼。

難民の皆さんは、すき好んで難民になったわけではありません。すべての根源は戦争です。
武力で解決しようとする限り、難民もテロも無くならないのです。
言い分はそれぞれあるでしょうが、言い分を武力で解決しようとすれば、相手は更なる武力で
対抗する。戦争の泥沼に落ち込んでしまうのです。
戦争をして、お互いに何のメリットがあるでしょうか?沢山の人が死に、生活が破壊され、悲劇
だけが待っています。難民の皆様の絶望に、絶望からテロリストになることもあるでしょう。
武力には武力をもって対応することが、いかに大きな犠牲を払うか、払った犠牲に見合う結果は
あり得ないのです。戦争は、絶対してはいけないのです。

困難はあるでしょうが、「兎に角、話し合いで」解決する努力をしない限り、抜本的解決にはなり
得ないのです。イスラム国問題も、何とか「話し合いの土俵」で解決を図らない限り、泥沼戦です。
国連を舞台に、話し合いで決着する努力をすることしかないのです。国連軍なんてもっての外です。

安倍政権は、憲法に違反し、戦争に通ずる集団的自衛権を含む安保関連法を成立させ、国連軍に
参加できるようにしたのです。難民を作り出す武力行使に参加する可能性が出てきたのです。
ですから、違憲の安保関連法を無効にするために、憲法訴訟で、選挙で反自民勢力過半数獲得で
私達国民の意思をはっきりさせることです。
難民を増やさないためにも。孫や子供たちが戦争とテロの危険に巻き込まれないためにも。
膨らむ防衛費を福祉などにまわすためにも。