平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い650  戦争の馬鹿馬鹿しさ、まだまだ続く敗戦処理 

2016-12-31 09:48:51 | 日記
  戦争の馬鹿馬鹿しさ、まだまだ続く敗戦処理  2016.12.31.

『真珠湾の和解』ではしゃいでいるが、「神風頼み」の無謀な戦争がもたらした、「負の遺産」が戦後71年
経っても、孫世代を苦しめていることを痛感する1年でした。
日露の平和条約締結は、集団的自衛権を含む新安保法で日米同盟が強化され、北方領土返還不可能となり、
全く視界不能となってしまった。

釜山の日本領事館前に、少女像が設置された。昨年末の日韓合意が、韓国大統領の弾劾で吹き飛んだ。
閣僚などの靖国参拝で、アメリカが批判。無謀な戦争を引き起こし、数百万人を死に追いやり、敵対国ばかりで
なく近隣諸国の国民を含め数億人の人々を凄惨な生活に落とし込んだ、大罪人を奉ることは世界の常識はずれ、
人間の尊厳から許される筈がないのです。「千鳥ヶ淵墓苑」にこそ不戦の誓いをするべきなのです。


如何に戦争が馬鹿馬鹿しいことか、再認識した一年でした。
 来年こそ、世界平和に一歩でも二歩でも前進できますように。
千鳥が淵墓苑と霊峰富士。再登場。

12月31日「今日は何の日カレンダー」より
大晦日、なまはげ(秋田)、除夜の鐘
▲イギリスの商人が東インド会社設立(1600)
▲東京丸の内を一大オフィスビル街に、と開発中だった三菱では、三菱1号館が完成(1894)
▲NHK、除夜の鐘を放送(1927)▲新宿にムーラン・ルージュ開場(1931)
▲大本営がガダルカナル島撤退を決定(1942)▲GHQが修身・日本歴史・地理の授業停止(1945)
▲内務省、GHQの命令で廃止に(1947)▲NHK紅白歌合戦初の公開放送(1953)
▲永六輔作詞・中村八大作曲・梓みちよの「こんにちは赤ちゃん」が第6回レコード大賞を受賞(1963)
▲テレビアニメ「鉄腕アトム」がアトムの壮列な死で4年間の放送を終了(1966)
▲横綱双羽黒、親方と対立して廃業(1987)▲今給黎教子、女性初の単独太平洋往復成功(1989)

平和への希い649  真珠湾攻撃に繋がった、日露戦争で芽生えた「日本軍部の勘違い」

2016-12-30 12:28:15 | 日記
    平和への希い649  戦後71年  
  真珠湾攻撃に繋がった、日露戦争で芽生えた「日本軍部の勘違い」  2016.12.30.
昨日29日の日経新聞のコラム「春秋」の続き。
1941年8月、首相直属の「総力戦研究所」が『米国と戦争すれば日本は必ず負ける』という分析を
して、内閣に伝えていたが、当時の陸相東條英機は、「戦争というものは計画通りには行かない」と
コメントしたそうだ(猪瀬直樹「昭和16年夏の敗戦」)。
東條が総理大臣になって、真珠湾奇襲攻撃で始めた戦争は、分析通りの結果で終わりました。

今朝NHKのラジオ深夜便、朝方の「明日への言葉」で、今年10月に亡くなられた故三笠宮さまの対談が
再放送されました。
歴史を大事にされた三笠宮さまのうお話を伺っていて、日本が起こした悲惨な日中戦争や太平洋戦争は、
日露戦争から始まった「軍部の勘違い」によるものと、改めて理解しました。

バルチック艦隊撃破や203高地戦などで「日露戦争で勝った」と軍部、マスコミ、国が高揚したけれど、
ロシア軍は、戦う余力はあったが、ロシア革命に(1917年)に繋がるような国内事情などあり、日本だって
ぎりぎりの状況下、日露双方にとってアメリカの仲介が天の助けとなって、「終戦」になったわけです。が、
軍部はこの頃から『日本軍には「神風」がついていて、戦って負ける筈がない』とおかしな「勘違い」
「思い上がり」が芽生えたようです。

東條陸相の「戦争というものは計画通りには行かない」というコメントに「神風不敗論」を感じます。
このように、冷静さを欠いた精神論で戦争に突入させた政府、凄惨な結末を体験した国民。

政府は、国民をいつの間にか、とんでもない方向に引きずり込むことがあることを覚悟して、私達国民は
政府をちゃんと見張っていく必要があります。「集団的自衛権」がキーだと思います。

 来年こそ、世界平和に一歩でも二歩でも前進できますように。
今年、ウォーキング中に出会った花や風景、再登場。

12月30日「今日は何の日カレンダー」より
▲足利義満、室町幕府の第3代将軍に(1368)▲間宮林蔵が、幕府の命令で蝦夷地へ向け測量に出発(1811)
▲国学者平田篤胤、禁書・江戸退去処分に(1840)▲ソビエト社会主義共和国連邦成立(1922)
▲ロックフェラー、東大図書館建設のため、300万円を寄贈 (1924)
▲わが国最初の地下鉄が上野~浅草間に開通。運賃10銭は当時のコーヒー1杯の値段と同じ(1927)
▲文部省、6・3・3制教育制度決定(1946)▲コンビニ強盗を”勇気ある大学生”が追跡、刺殺される(1985)

平和への希い648  真珠湾の和解?おじいさん達のツケ、ツケは回る

2016-12-29 10:01:57 | 日記
    平和への希い648  戦後71年  
  真珠湾の和解?おじいさん達のツケ、ツケは回る  2016.12.29.
今日29日の日経新聞のコラム「春秋」。
1941年8月、首相直属の「総力戦研究所」が『米国と戦争すれば日本は必ず負ける』という分析を
して、内閣に伝えていたが、東條内閣が真珠湾奇襲攻撃で始めた戦争は、分析通りの結果で終わり、
75年掛かって、昨日の「真珠湾の和解?」です。

開戦の詔書に署名した一人は、安倍総理のお爺ちゃん岸信介。
おじいちゃん達が近隣諸国や対戦国に掛けた重いツケを、孫世代まで払い続けてきたが、未だに中国各地
での虐殺、慰安婦など、ツケに右往左往させられているのです。

安倍総理は、誇らしげに、「日米同盟の深化」を世界にアピールしているが、このアピールがまた「孫」達
に大きな「ツケ」を回すと懸念しています。ちょっと考え過ぎかもしれませんが。

「日米同盟の深化」の底には、憲法違反を押してまでも実現させた「集団的自衛権」を含む『安倍』新安保法
があるのです。
アメリカは国連軍の中心となって、世界各国の紛争に関与している。アメリカが苦境に立ち攻撃されたら、
「同盟国日本」は、自国が攻撃されたものとして、アメリカを攻撃した相手を攻撃できる、いや、攻撃しなけ
ればならないのです。


岸信介おじいさん達が回したツケ同様、「集団的自衛権」は、孫達に回される「ツケ」になるのです。
戦争に巻き込まれるのは、歳を取り過ぎた「子」ではなく、「孫世代」以降です。
平和日本にとって、『日米同盟の深化』というアピールは危険信号のような気がします。

今年、ウォーキング中に出会った花や風景、再登場。

12月29日「今日は何の日カレンダー」より
▲平将門、京都に召喚される(935)▲松平家康が徳川に改姓(1566)▲イギリスでコーヒー禁止例が発布(1675)
▲米・マサチューセッツ州で、ズボンをはいた罪で、女性が逮捕される(1851)
▲日露戦争終結で乃木将軍凱旋(1905)▲孫文、革命政府の臨時大統領に選ばれる(1911)
▲ベトナムがフランスと独立協定を締結(1949)▲イギリス、性差別禁止法施行(1975)

平和への希い647  ぶち壊すのは一瞬、修復には気が遠くなる時間が 

2016-12-28 10:46:56 | 日記
    平和への希い647  戦後71年  
  ぶち壊すのは一瞬、修復には気が遠くなる時間が  2016.12.28.
今日未明、ハワイのパールハーバーで、安倍・オバマ日米両首脳が揃って、日本の奇襲によって犠牲者に
なった真珠湾の米軍、「真珠湾奇襲攻撃」で始まった太平洋戦争で亡くなったすべての国の兵士・国民
に対して慰霊の「誠」を捧げた。
75年前、一瞬の間隙をぬって始まった太平洋戦争の口火、日本軍による「真珠湾奇襲攻撃」。
真珠湾に浮かぶ「戦艦ミズーリ」上で、1945年9月2日、連合国が日本の敗戦を受け入れる調印式が
行われ、形の上で「和解」されたけれど、「ウラミツラミ」を消すまでには、長い時間と努力の積み重ね
が必要になったということでしょう。

今年のノーベル平和賞対象となった「52年に及ぶコロンビアの内戦」終結への道を開いたサントス大統領。
昨年7月、米オバマ政権は、60年国交断絶してきた、アメリカとキューバの国交を回復。
ぶち壊すのは一瞬ですが、修復には気が遠くなる時間と努力の積み重ねが必要になることを、どうして
人類の共通教訓にならないでしょうか。

『勝っても負けても、戦争で得する人はいない』のに。
シリアなど世界各地で起こっている武力紛争が、新しい年には一つでも無くなりますように祈ります。

今年、ウォーキング中に出会った花や風景、再登場。

12月28日「今日は何の日カレンダー」より
官庁御用納め
▲平清盛、平重衡に命じ、南都興福寺を焼き討ち(1180)▲ガリレオ海王星を観測(1612)
▲八百屋お七の自宅放火がもとで江戸大火(振袖火事)、江戸城焼失(1682)
▲メキシコ、スペイン軍を破り独立(1812)▲レントゲンがX線撮影に成功したことを発表(1896)
▲宗教法人令を公布。宗教法人と認められた団体は自由に布教活動が可能に(1945)
▲アメリカの社会学者ルース・ベネディクトの日本人論「菊と刀」出版(1948)
▲バングラデシュが非常事態宣言(1974)▲俳優の田宮二郎が散弾銃で自殺(1978)

平和への希い646  恨みの壁を乗り越えて、世界平和への試金石に 

2016-12-27 08:46:27 | 日記
    平和への希い646  戦後71年  
  恨みの壁を乗り越えて、世界平和への試金石に  2016.12.27.
昨日、安倍総理が、『正々堂々』と真珠湾に向かった。
日本が、宣戦布告無で卑劣な奇襲によって多くの犠牲者を出した真珠湾の米軍、米国民の「リメンバー
パールハーバー」と、米国民の一致団結を強め、その後の日本の敗退の序章となり、現在の平和日本の
スタートラインとなった「真珠湾奇襲攻撃」。

安倍総理は、真珠湾を訪問、亡くなった米兵の慰霊など、5月の、オバマ大統領の広島訪問とともに、
「恨み」の壁を超え、敵対した双方の心からの和平を世界にアピールする。
中近東やアフリカなど「恨みの連鎖」で武力抗争が絶えず、テロが横行、生活を奪われ難民が急増、
難民拒絶の「ポピュリズム(大衆迎合主義)」が台頭。

昨日のニュースで、「真珠湾攻撃」に参加した方が、言っていたこことの「重さ」を世界中の人が
共有出来たら、「最大最悪の人災である、戦争もテロ」も無くなると思うのですが。

『勝っても負けても、戦争で得する人はいない』と。

今年、ウォーキング中に出会った花や風景、再登場。

12月27日「今日は何の日カレンダー」より
▲ダーウィンがビーグル号で航海に出発。ガラパゴス諸島の生物から進化論の信念を確立して帰国(1831)
▲東京浅草の仲見世が開店(1885)▲「ピーター・パン」がロンドンで初公演(1904)世
▲摂政宮裕仁(後の昭和天皇)が乗車中、虎の門跡で難波大助にステッキ銃で狙撃される(虎の門事件)。
摂政宮は無事(1923)▲法隆寺金堂壁画の模写、完成(1951)▲国民所得倍増計画が決定(1960)
▲ソ連軍、アフガン侵攻(1979)