平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い3308 天安門の母 

2024-06-04 11:34:55 | 日記

35年前の今日、6月4日は、中国・北京で、天安門事件が起きた日。

民主化を求める学生や市民が、天安門広場に集まったのですが、共産党独裁政権は、集まった学生や市民に対して、

軍隊を出動させ、発砲するなどして鎮圧したのです。

中国政府の発表では、319人が死亡したと発表していますが、犠牲者の数は遙かに多いと、言われています。

実態は、わからない、というか、中国政府は、「解決済み」と、実態調査をしないのです。

今朝の、NHKニュースで、「天安門の母」という、天安門事件の犠牲者遺族で作っているグループが、いることを知りました。

高齢化が進む「天安門の母」114人が、先月、連盟で、中国政府に、

犠牲者の名前と人数の公表

犠牲者と遺族への賠償

天安門事件の法的な責任追及  、

を、求めて、ホームページに公開したようです。

しかし、中国では、「天安門事件」を話題にすることがタブーで、公開したホームページの閲覧が制限されていて、

一般国民は見ることができないようです。  

習近平政権は、「天安門事件」についての統制を、一段と厳しくしており、遺族らの声を徹底的に押さえ込んでいます。また、当時の学生らの行動は、「動乱」と決めつけ、軍隊を出動させ鎮圧したことは正しい対応だった、としているのです。

6月4日には、香港で、天安門事件で亡くなった人たちのために、追悼集会が開かれていたのですが、4年前、反政府的な動きを取り締まる「香港国家安全維持法」が施行され、追悼主催者が逮捕され、2019年を最後に、集会を開くことが出来なくなっているのです。香港でも、「民主化運動」は、押さえ込まれてしまったのです。

共産党独裁政権、習近平独裁政権維持が最優先の中国、14億人を束ねるには、強権発動しかないと、考えている

ようですが、強権が強くなればなるほど、強権に不満な勢力が、水面下で、爆発のためのエネルギーをためている

のです。

自分の子どもを、自国の軍隊に殺された「天安門の母」の皆さんの「ウラミ」は消えないし、膨らむばかりです。

6月4日、「今日は何の日カレンダー」より 歯の衛生週間、虫の日、
▲松前奉行が露艦長ゴローニンを国後で逮捕(1811)▲中浜万次郎、太平洋を漂流アメリカ船に救われる(1841)
▲人情本、発売禁止(1842)▲招魂社から靖国神社に改名(1879)▲京都に日本初の水力発電所完成(1892)
▲虫歯予防デーに決められる(1928)▲関東軍により奉天近郊で張作霖が爆殺(1928)▲台風の呼び名、外国女性名

から発生順の番号に(1953)▲全国で560万人参加の安保改正阻止第一次実力行使(1960)▲日本テレビ

「シャボン玉ホリデー」の放送が始まる(1961)▲島根県中部地震(1978)▲中国、民主化運動を武力弾圧

(天安門事件)(1989) ▲ソ連・ウラルで天然ガスパイプラインのガス漏れ爆発、通りがかりの列車2本が吹き

飛ばされ607人死亡(1989)▲毛主席夫人で文革時代の4人組のリーダー江青女史が自殺(1991) ▲サッカー

日本代表、対ベルギー戦で2-2の引き分け、ワールドカップ初勝ち点(2002)▲静岡空港開港(2009)

▲民主党菅直人第94代内閣総理大臣に(2010)▲DJポリス渋谷に(2013)▲兵庫・宝塚市のアパートで

ボーガン殺傷事件(2020)