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平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い3315 正解がない時代

2024-06-11 09:30:44 | 日記

先週の日経新聞の、1面広告に共感した、というか、感動し、元気を貰いました。

東京女子大学の、1面、全面広告でした。

「正解がない時代に、問い続ける力を。」という見出しで、入学志願者に、語りかけるものでした。

「変化する時代。多様化する時代。そのとき『正解探し』は意味をもたない。答えは一つとは限らないし、答え自体もまた変わっていくからです。安定を求めたところで、すぐに過去のものになる。

人と同じレールにのっても、先は見えない。

そんな時代を生き抜くのは、自ら問いを立て、考え続けられる人。揺らぐことのない芯を持ち、進みたい道を自ら決められる人。それこそ東京女子大学が『リベラルアーツ』で育んできた人物像です。

人生の主導権を誰かに委ねない。そんな真に自由な知性こそが、あたらしい世界をつくっていくと私たちは信じます。」

次元も、レベルも違いますが、私たち、傾聴ボランティア活動にも正解がない、と常々感じている者ですから、このアピール文を見て、元気を貰えるなあ、と感じ入ったのです。

お体がつらい方、認知症が進んでいる方、お話し好きの方、話しは嫌いな方、威張る方、暴力をふるう方、などなど、いろいろな方がいらっしゃいます。その上、前にお会いした方が、前回と同じ状況ではなく、気持ちも身体の状況も都度変化しているのです。

前回と同じ様な傾聴は、出来ないのです。傾聴で、正解と思ってことが、次には正解ではないのです。

東京女子大のアピール文の、「そのとき『正解探し』は意味をもたない。答えは一つとは限らないし、答え自体もまた変わっていくからです。」に、「そだなあ」と共感、感動したのです。

今日の傾聴が、満足いっても、満足いかなかったにしても、そのときの傾聴が、私にとって、今日の「正解の傾聴」だったのです。そういう傾聴しか出来なかったけれど、それが正解だったと受け入れ、満足いかなかったことがあれば、次回に「活かす」ことにする、と、正解を自分なりに進化させれば良い、とアドバイスされた思いでした。

世界が分断騒ぎで、マスマス複雑になっています。

「人生の主導権を誰かに委ねない。そんな真に自由な知性こそが、あたらしい世界をつくっていくと私たちは信じます。」という、東京女子大に、感謝し、エールを送ります。

私たち、国民一人一人が、「人生の主導権を誰かに委ねない。そんな真に自由な知性をもって」努力できる日本にしたいもんだなあ、と思いました。

6月11日、「今日は何の日カレンダー」より

◆入梅(雑節の一つ。露に入ること)▲平清盛、法華経10巻を奉納(1172)
▲江戸城で初上覧相撲(1791)▲日本初の銀行、第一国立銀行設立(1873)▲パリ~ボルドー初自動車レース(1895)
▲榎本健一(エノケン)、日劇に初進出(1938)▲日本初の海底トンネル、関門トンネル下り線が開通(1942)
▲田中角栄の「日本列島改造論」出版(1972) ▲イランでM6.7の地震で、死者3000人(1981)▲ソ連の金星・

ハレーすい星探査機「ベガ1号」の降下船が金星着陸。(1985)▲FIFA ワールドカップ南アフリカ大会開催

(2010)▲プロ野球機構、飛ぶように調整していた統一球、調整事実を隠ぺい(2013)▲イラクでトルコ領事館にいた、49人がISILに拉致される(2014)