急きょ思いついた工場見学ツアーが、どの企業も満員を理由に
断り続けられ「キリンビアパーク」のみ見学許可をいただいた。
甲子園球場が6個入るという広大な敷地に工場はあった。
各企業の駐車場は数台が限度だったのに対して、キリンビアパークのパーキングは300台も
駐車できる余裕で、見学も40名単位で時間が区切られていた。
出迎えてくれたのは、見学送迎用のキリンラガーの缶を模したシャトルバスで、おもわずカメラを向けてシャッターを切った。
これが駅と工場を行き来するだけで宣伝効果抜群!
工場の入り口通路に鐘が8台並んでいた。これは音階になっていて手前から順に
上がっていく。見学者はただランダムに鐘を鳴らすだけだったが、それに気づいた私は大人げなくドレミの音階で
鐘を鳴らしていった。敷地内に♪ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドのメロディがながれると
見学を終わった親子連れが拍手をしてくれた。
照れながら玄関へ。
玄関では「出会いの麒麟」という碑が見学者を出迎えてくれた。
この前でも記念撮影をし、いよいよ工場内へ。
玄関ホールでは、テレビコマーシャルでおなじみの「ぐっさん人形」
がまたまた出迎えてくれた。
エスカレータで二階にあがるとそこにはビールの麦汁を発酵させる大きなタンク
係りのお姉さんに順をおって説明を受けながら工場見学がスタートした。
キリン一番搾りは、コーンスターチ、米などの混ざり物は一切ない麦芽100%で普通のビールの
1.5倍の麦芽が必要になる。発売前は、原料がこれだけかかっているのに販売価格が同じでは
採算がとれないと反対の声が多かったと説明された。
ちなみに、ビールで有名なドイツでは麦芽100%でないとビールとして認められないそうだ。
キリンでは新鮮なビールをいち早く消費者のもとに届けるため生産能力の向上をはかり
1分間の製造能力2000本を達成したそうだ。
二階から、一番搾りの缶ビールのラインと瓶ビールのラインを一望でき、いよいよ試飲コーナーへ
見学者はビール三杯飲めるということで、私は一番搾りの2杯と黒ビールの一番搾りをいただいた。
試飲コーナーでビールのプロが美味しいビールの注ぎ方を伝授してくれた。
これは、昔テレビ番組で見たのと同じ注ぎ方で、グラスに30センチほどの高さから
ビールを注ぎこむ、グラスはほとんどが泡になるが、しばらくすると泡がはじけて下のほうから
琥珀色のビールが現れる。その泡が少なくなったところに、次は優しくビールを注ぎ足していく。
この時できた泡はクリーミーで、マッチ棒が泡に立つとテレビで紹介された。
それ以降、私のビールの注ぎ方はこの方法を採用しているが、まさしくプロが同じ注ぎ方を
推奨してくれた。
ほろ酔い気分で工場見学が終了し、ホールにでるとそこには「丘の上のビアレストラン」
が。昼時とかさなり店内は超満員、10分ほど待たされて席に案内された。
欲張ってたくさんの工場見学リストを作ったものの、キリンビアパークのみの見学となった。
ほとんどの企業は土日が休業日なので、平日の工場見学となる。
ただ、土日以外の休業日があるので、数か月前から予約をして準備をしてから工場見学にトライ
してみたいと思う。食後、ハーバーランドの「モザイク」に足をのばし、久しぶりの神戸を満喫した。
バスがすごい!!
どこかの連盟かはたまた個人でで、そろばんを模したバスできないかなぁ~
全国縦断、そろばんフェスタをすればすごく盛り上がると思うのですが。
名古屋にもキリンの工場があるはずなので、一度調べてみたくなりました。(笑)
名古屋のキリンのアドレスをメールでお送りしました。
神戸工場と同じシステムで見学できるようです。
お孫さんを連れてぜひいってください。