大阪では、第一回大阪マラソンが開催され盛り上がっているなか
神戸で開催された「日本インド教育セミナー」に参加してきました。
会場に向かう途中、全く関係ないですが、ハワイアンでお出迎え。
ハワイに行きたいか?インドに行きたいか?と問われれば
やっぱり、ハワイ!と答えたくなるようなメロディに誘われながら
セミナー会場へ向かいました。
インドでは19×19までのかけ算の九九を覚えているという情報が飛び交っているなか
インド人を講師に迎えて、いろいろお話をお聞きし、突っ込んだ質問をしようというのが
今回のセミナーの狙いです。
講師のダルさんが流暢な日本語で、いろいろなインド事情を教えてくれました。
まず、一番驚いたのは19×19までの九九を覚えているのではなく
19×1=
19×2=
19×3=
19×4=
19×5=
19×6=
19×7=
19×8=
19×9=
19×10=
このかけ算の答えを暗記しているということがわかりました。
ならば19×19の問題は
19×10=190
19× 9=171
190+171=361の答えを導くそうです。
インドでは先生の目標設定は33×1~33×10まで暗記を希望しているそうです。
中には99×1~99×10まで暗記している児童も存在するそうです。
ただ、インドは多民族の集まりで人口が12億人(住民登録者)とも言われています。
中には、読み書きができない人がたくさんいますので、未登録者も含めると推定15億人以上の人々が
生活しているようです。
また、児童の就学率は50%に満たないということです。
今回、お聞きしたダルさんが受けた教育はインド全体から考えると「点」でしかありません。
インドの九九の教科書でもいろいろあるようで、実際には2桁×2桁の暗記を誘導する
教科書もインターネットで発見することができます。
また、以前インド領事館に問い合わせたときも、算数教育の実態はまったく把握されていませんでした。
ちなみに、日本では「九九」といいますが、インドでは「バハラ」と呼んでいます。