Aちゃんがお父さんに連れられて登校してきた。
「娘は、家で夏休みの宿題をしていても、だらだら
して、真剣にやらないのですが、そろばんではどうですか?」
教室ではちゃんとやっていますよ。
「すこし、授業を見させていただいていいでしょうか?」
どうぞ、ご覧ください。
Aちゃんには、いつものように
「チャレンジアンザン」(百マス計算)に
挑戦してもらった。
計算タイムは3分38秒。
新記録ではなかったが、1年生ではかなりのハイレベルを
マークした。
目標タイムが2分なので、ほぼ最終ステージに
近づいている。
このレベルが1年生では最高だということを
認識して頂くために、お父さんと競争して頂いた。
お父さんは自信がないと言いつつ
ご自身は2分を切れると確信しながら
愛娘と同時にスタートを切った。
始まるとキーを叩くスピードは変わらない。
お父さんは、少し焦った状態で、計算を
進めていく。
結果、お父さん3分36秒、愛娘3分38秒。
かろうじて2秒差でお父さんに軍配があがった。
お父さんは内心、娘の凄さに驚いているはずだ。
学校では、繰り上がりも教えてもらっていない
娘が、大人と2秒差の計算スピードを
マークしたのである。
お父さんには、挑戦記念として「記録表」を
プレゼントした。
もしかしたら、一週間後も挑戦されるかも知れない。
Aちゃんも、お父さんと競争して、ニコニコしていた。
こんな、競争は大歓迎だね。