そろばん 「シナプス先生」のそろばんブログ

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プッシュ式そろばん①

2009年06月22日 09時52分48秒 | 教室

ワンタッチそろばん

今から、数十年前写真のような、ボタン付きのそろばんが登場した。

当初は特許申請をしていたので、発案業者の「ソロマット」だけが、

市場に出回っていた。

特許の有効期限20年をまって、他のそろばん業者が

こぞって、プッシュ式そろばんを発売した。

現在、ソロマットの商標の影が薄くなり、ワンタッチそろばんと一般に

呼ばれるようになった。

さて、このワンタッチそろばん、何故発案されたのか?

本来、そろばんは、ご破算で五珠を払ってから計算に入る。

10級の検定試験が10分なら段位の検定試験も制限時間10分である。

この10分間に、どれだけ多くの数処理が出来るかで検定試験の

難易度がはかられている。

一般的に1級合格までは、普通のそろばんの払方をする。

ところが、段位となると1級と同程度の問題(日珠連段位)が

出題されるが、十段を目指すとなると60の問題数に挑戦しなければならない。

10分の制限時間内に、より多くの計算が出来るかで、昇段していく。

そのため、計算終了後、答え記入中にそろばん面をリセットしたほうが

より多くの問題を処理できることになる。

このそろばんが出来るまでは、右手で答えを下記ながら、左手指をスライド

させながら盤面をリセットする方法が主流であった。

ワンタッチそろばん発案者の働きかけで、検定試験、競技会などで

プッシュ式そろばんの使用が認められた。

その時に真っ先に飛びついたのが、有段者だった。

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