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ワンタッチそろばん
今から、数十年前写真のような、ボタン付きのそろばんが登場した。
当初は特許申請をしていたので、発案業者の「ソロマット」だけが、
市場に出回っていた。
特許の有効期限20年をまって、他のそろばん業者が
こぞって、プッシュ式そろばんを発売した。
現在、ソロマットの商標の影が薄くなり、ワンタッチそろばんと一般に
呼ばれるようになった。
さて、このワンタッチそろばん、何故発案されたのか?
本来、そろばんは、ご破算で五珠を払ってから計算に入る。
10級の検定試験が10分なら段位の検定試験も制限時間10分である。
この10分間に、どれだけ多くの数処理が出来るかで検定試験の
難易度がはかられている。
一般的に1級合格までは、普通のそろばんの払方をする。
ところが、段位となると1級と同程度の問題(日珠連段位)が
出題されるが、十段を目指すとなると60の問題数に挑戦しなければならない。
10分の制限時間内に、より多くの計算が出来るかで、昇段していく。
そのため、計算終了後、答え記入中にそろばん面をリセットしたほうが
より多くの問題を処理できることになる。
このそろばんが出来るまでは、右手で答えを下記ながら、左手指をスライド
させながら盤面をリセットする方法が主流であった。
ワンタッチそろばん発案者の働きかけで、検定試験、競技会などで
プッシュ式そろばんの使用が認められた。
その時に真っ先に飛びついたのが、有段者だった。
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