ニュース番組を見ていて
午前0時(午後12時)・正午(午前12時)の表記が
自分自身あいまいなことに気づきました。
ネットで調べてみると、同じような疑問を持った人がたくさんいます。
Wikipediaでもその説明がなされていましたが
公益社団法人 日本広報協会から引用させていただくことにしました。
http://www.koho.or.jp/useful/qa/hyouki/hyouki07.html
時刻の表記は、原則として「時刻制度」に準拠することになっています。
時刻制度は、1872(明治5)年の旧暦11月9日に
太政官達第337号として発令されました。
これによると、午前は「零時」から「12時」まで
午後は「1時」から「12時」までとする12時間制になっています。
よって、この達の通りに表記すると
昼の12時は「午前12時」
夜中の12時は「午前零時」または「午後12時」になります。
また、達の中では「午後零時」という時間は存在しないことになります。
しかし、「午前12時」「午後12時」が昼を指すのか夜を指すのか分かりにくく
特に「午後12時」は、昼の12時と解釈してしまう可能性があります。
そこで、こうした誤解や混乱を避けるため
「12時」の表記については達を厳密に適用せずに
独自のルールを定めている例が多くあります。
例えば、天文台では「零時」「12時」には
午前、午後をつけないで「午後6時~零(0)時」
「午前10時~12時」といった表記を勧めています。
新 聞社などでは、昼の12時ちょうどは「正午」
夜の12時ちょうどは「午前零時」とし
「正午」は「午後零時」としないと決めているところもあります。
また、12時間制そのものを採用せずに
24時間制で時刻の表記をしているケースもあります。
誤解を与えてはならない鉄道や飛行機の時刻表などが、その代表例として挙げられます。
ですから、お知らせコーナーなどのイベントや受付などの時刻は
24時間制に統一するのも一つの方法です。
読者に分かりやすくすることが一番の目的であって
必ずしも「時刻制度」に準拠する必要はありません。